◇先導アイチVS櫂トシキ ページ38
新導カサネside
ふらつくアイチを支えていると前から来たのは櫂。この流れは、確実にファイトの予感がする。崩れ始めたリング。
『!レンっ!』
頭を押さえて立ち上がっているレンを見つける。これは多分、アイチと櫂の二人だけの空間のファイトになるだろう。私は二人を見てから、レンの方へ。
「アイチ君がタクトを....?」
『うん。アイチの″
そうリンクジョーカーの力がアイチの中から消えたため、私はこちらに戻ってきた。
パリィ....!
『!二人ともっ!』
アイチ達の近くに空中のリングの破片が落ちてきて、私達は焦り駆け寄ろうとする。離れた時に限ってこれって、ひどいぞ。だが、破片は二人には当たらなかった。ほっとする。
「このファイトの邪魔はできませんね」
『そう思ってこっちに来たのに、さっきのはヒヤヒヤしたよ』
「それは同感です。ですが、僕達は先に下りましょう」
『だね』
二人でエレベーターへとつながる屋上へ飛んで、下へと降りた。ミサキ達とも合流して、ビルの下へ。
「どうなってる?!」
「タクトがこの世界から消えたからです。地球全体に広がっていたリンクジョーカーの力が消え去ろうとしているのですよ」
「消えていく....。私達の記憶ももうすぐ.....、あのリングの消滅と共に.....」
『それは大丈夫』
「ぇ....」
「どういう事?」
『タクトさんが消える前に私にコーリンさん達の記憶を託したんだ。』
「じゃあ、コーリン達の記憶は....!」
『うん、消えないよ』
最後のお願い。
タクトが消滅する前に私に託された記憶。
「ほ、本当に....?」
『本当ですよ』
私はコーリンさんの前に立って、手を握る。
タクトから託された記憶を渡す。
「こ、これ....が、私の記憶....?」
『そう。レッカちゃんもスイコさんにも.....!』
もう片方の手を二人の方へ。
スイコさんとレッカさんにも記憶を。
『タクトは三人のこと大切にしていたことがすごく伝わりました。いいですね、家族』
「!....ええっ」
涙をためながら、微笑むコーリンさん達に微笑み。
私達はビルの上で今まさにファイト中のアイチ達を見る。
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夏菜沙(プロフ) - コメント返すのが遅くなってしまってごめんなさい!ありがとうございます!頑張ります (6月14日 1時) (レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
みっちゃん(プロフ) - アニメヴァンガードとヴァンガードGシリーズ全部観てました!このお話を毎回楽しみにして読んでます!繋がるお話とかテンション上がりますww楽しみに待っています!!!! (2023年4月5日 14時) (レス) @page41 id: f960c5b46d (このIDを非表示/違反報告)
夏菜沙(プロフ) - ありがとうございます!ヴァンガードGへとつながる話を今考え中です。楽しみに待っていてもらえると嬉しいです! (2022年10月9日 22時) (レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
桜華舞姫(プロフ) - ヴァンガードからヴァンガードGに繋がる話なんて……面白いに決まってるじゃないですかーーーーーーーー!!!!私の好みにど直球です!!続き気になります!更新頑張ってください!! (2022年10月9日 10時) (レス) @page37 id: af831a4a46 (このIDを非表示/違反報告)
夏菜沙(プロフ) - コメントありがとうございます!!応援してもらえるなんてありがたいです!! (2022年3月17日 2時) (レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏菜沙 | 作成日時:2022年2月11日 0時