緑の瞳は欠片を探す 《４》

◇連絡し忘れ ページ25

『アーちゃんに約束のお菓子を届けにきたんだけど、いなくてFFビルの方に届けに来たら、制服姿の人達は倒れているし。話の展開的にアーちゃんは″Я(リバース)″されてるみたいだね.....』

「ええ、そのようです」

「ん....」

「気がつきましたか？」

『良かった！』



目を覚ました彼女は元に戻った様子。



「この異常事態の対処方。少なくても一つはわかりました。″Я(リバース)″ファイターに負けなければいいのです。負けられないってことですね」

『負けられないか......』



スイコさんの枕代わりにしていたレンのブレザーを持って、階段を上る。彼女に微笑みながら、共に最上階へ。



『はい、レン』

「ありがとう、カサネ」

「そういえば、貴女はどうしてここに？」

『アーちゃんに用事があったんだけど.....、ここからは成り行きだね』



エレベーターに乗って、スイコさんはアイチ達に連絡するために端末を操作する。



「ダメだわ、コーリンやレッカだけじゃない。アイチ君にも繋がらない」

『え！』

「何か大きな力が働いている....」



　







　



「カサネなら、今日は休みだよ」

「そうですか.....」

「連絡はないのか？」

「.....はい。繋がらなくて....」

「珍しいわね....」






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noside




一方、カサネの方では″Я(リバース)″ファイターになったアサカ、テツをレンが戻しているところだった。


屋上でのファイト。
レンはテツに勝利し、″Я(リバース)″ファイター状態になっていた彼を元に戻したのだった。



「そういえば、カサネは何でいるの？」

『アーちゃんが呼んだんだよ！お菓子届けに来てって！』

「あ！そうだったわね.....。ごめんなさい」

『いや、いいけど。』

「新導、一日たっているが、親御さんに連絡したのか？」

『あ！！？』

「してなのだな....」

「それなら、大丈夫よ。私がミクルさんに連絡しておいたから、私の部屋で泊まったって」

『ﾊﾞｯ)！！アーちゃん！！ありがとうっ！！(ミクルさんに怒られなくてすむ！！)』



レン達は宮地学園へ。そして、カサネは後江高校に向かった。と思いきや、家に帰りお風呂に帰ってから、学校に向かったのだった。



　

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