◇いつもと違う店内 ページ35
noside
ショップ大会当日。
「ただいまから、カードキャピタルショップ大会を開催します！」
お店の中にはたくさんの人達。
シンの言葉にワァとなる。
「前回、ショップ代表として全国大会までいったチームQ4！彼らを倒して栄光を勝ちとるカードファイター！それは君たちかもしれないぞぉぉ！！」
アイチ達、四人が並ぶ。
早速、シンが大会の説明をしていく。
「えーと、二つのブロックにわかれてこちらの正式名称スタンディングファイトテーブルでファイトしていただきます。Aの優勝チームとBの優勝チームで決勝戦。それに勝てば優勝です！」
「私達はBブロックか.....」
「見ててください！エミさん！俺の勝利は全て貴方に捧げます！！」
「エミ、来られないって」
アイチの言葉に一段とテンションを落とすカムイ。
自分の中でのエミの言葉で元気を取り戻す。
「(それにしても、今日は森川君達は来てない....？どうしたんだろう？)あれ？ミサキさん」
「？何」
「今日って、カサネさん、いないんですか？」
「ほんとだ。いつもならいるのに....」
「ああ、カサネは今日休みだって....。何か急遽予定が入ったみたい」
「....そうなんですか.....。(来てないんだ.....カサネさん)」
いつもならいるはずのカサネの姿が店内にいない。
その事でアイチのテンションも下がった。
「あーあー、そろそろ始めますよ〜！対戦の順番はよお〜く考えて決めてくださいね〜！」
アイチ達チームQ4は、櫂を抜いての三人で試合をすることになった。自分は「見物する」と言った櫂は、一人後ろの方にある椅子に座った。
アイチ、カムイ、ミサキの三人は順調に試合に勝っていき、Bブロックを優勝した。喜ぶアイチにカムイが「まだ早い」という。
「そっか！もう一戦.....チーム下克上....？」
「？」
壁にあるトーナメント表に書かれているチーム名を見て、読むアイチ。呼ばれたチーム名にカムイは首をかしげる。
「ふふふふ、どうやら拙者達の相手が決まったようでござるな」
「えっ！？」
「ニンジャマスターM！？」
「はっははははっ！！」
どこからか聞こえる(バレバレだが)声にアイチ達が驚く。
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作者名：夏菜沙 | 作成日時：2021年11月6日 19時
