◇繋がりのカード ページ4
赤い髪の少年と
アイスブルーの髪をもつ少女。
「それ....なに....?」
『え、え〜と、ヴァンガードっていうのだけど.....』
「へぇー、そのガードは″ヴァンガード″というのですね!」
『.....うん。見てみる?』
「......はい.....!」
少女が持つデッキを少年に渡す。
「いろんな絵が描いてありますねぇ〜!」
『そういうモノだからね!君、ヴァンガードに興味あるの?』
「う〜ん?.....やってみたいって気持ちはありますよ」
『そうなんだ。.....そんなに気にいったの?カード?』
「え、.....うん!」
ニコニコとその少女のユニットを見る少年。
少女は、その姿を見ているとこっちまで楽しくなった。
ふと、
『あ、そうだ!そんなに気にいったんだったら、これ!』
「?.....これ...は?」
『この間、当たったカードなんだけど、私のデッキにはあわなくて......。君を見てたらなんとなくこれを渡したくなったの!!』
彼女の手から一枚のカードが手渡される。
「″ブラスター・ダーク″......?」
『うん!.....強くて、かっこいい黒き騎士!!君に似合うと思ったんだ......!』
「似合う.....?この騎士が.....?」
『そう!......その黒き騎士を君にあげる!!』
「僕に?」
『うん!....もらってくれないかな......?』
「......うん!大切する......!」
一枚のカードを嬉しそうに持つ少年。
『あ、そうだ!まだ、君の名前聞いてなかった!』
『私は新導カサネ!!』
「僕は─────────.....!!」
この二人の出会いが先の未来に大きく関わっていく。
少女が彼の行く道を示し、
少年が彼女を導く。
少女と少年の再会は新しい世界へと進む。
始まりの歯車は既に回り初めていたのだった。
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作者名:夏菜沙 | 作成日時:2021年11月6日 19時