◇ブロックのタイミング ページ15
体育祭の後は、春高予選前の合宿の日。
烏野は今回も合わせて、二回しかこれないとのことなので、力がいつも以上に入っているように思える。
春高予選がすでに始まってる宮城。
一次予選を見事に突破したと夕と潔子から連絡がきた。二メートルがいるチームをラスト日向がブロックアウトで勝ったと。木兎が教えたことを生かしたいたと思う(原作知識)。二メートルって聞くと葦木場を思い出すなぁ。角川.....だっけ？怖いのは来年からだね。
「ヘーイ、ツッキー！早速ブロック跳んでくれ！ヘイヘイヘーイ！！」
「.......」
「木兎、他校の一年に引かれるの巻」
体育館に入ってきたツッキーに早速声をかける木兎。その後ろを影山と日向が挨拶をして、入ってきた。
「ｯ.....はい。お願いします」
「えええっ！？」
「自分で頼んでおいて何ビックリしてるんですか」
──────────
『ブロックって、タイミングが大切だよねー。だから、私もスパイク止められるし.....』
「湖羽はそれだけじゃないでしょ？でも、まあ、タイミングが合ってれば、小学生でも田中君と日向君と木兎君達のスパイク止められるし」
「えぇっ！？」
「えええっ！？」
「えーっ！？」
千歳の発言で三人もの奴がショックを受けた。
「極端な話ブロックはタイミングが大事だからな」
『クロ、ブロックできそうな奴のブロックする時、ニヤリって悪い顔するよね』
「ああ、そうですよね」
「『特に木兎／さんを挑発する時とか』」
「なにィィィッ！！？」
それに挑発される木兎は、さすが単細胞エースだ。私は引っ掛からないけど....、心の中で「ﾑｶｯ」とはなってる。
「思うんだけどさぁ....、湖羽って木兎に似てるよな」
「『え？』」
「そうですか？」
「プレースタイルとか性格じゃなくて、.....なんて言うかスター性と意志の強さ....かな？」
「！？」
『.....！』
スター性なんて、持ってないと思うんだけど。
「俺って最強ーー！！ヘイヘイヘーイ！！」
「と調子に乗り過ぎるからからやめてくれ、榊」
「あ、ごめんね....」
『でも、ほらしばらくはしょぼくれないよ？』
「そうですね」
自主練に向かう梟谷メンバーに言われたのだった。
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作者名：夏菜沙 | 作成日時：2022年11月28日 21時
