◇ショップ大会決勝戦 �� ページ47
アイチとカムイの、先攻後攻決定戦じゃんけんは、カムイ先攻に決まった。
「そういえばカムイ君、後攻が好きって前に言ってたね」
「ええ、後攻なら先に攻撃できますからね。でも、俺が全力で闘えば先攻だろうと後攻だろうと勝つのは俺ッス！！」
「うん！僕も全力を出しきるよ！」
アイチは、カムイに負けっぱなしだからなぁ。
今日は負けられないファイトになるだろう。
「うんうん。盛り上がってきたねえ〜！」
「シンさん。こっちも決まったよ」
「ｳｳﾝｯ、店長でしょ。......では、双方準備して....」
四人とも撰んだカードをヴァンガードサークルに置いた。山札をシャッフルし、手札を五枚引いて準備をした。
「では、いきますよ！試合開始です！！」
「「「「スタンドアップ！！ヴァンガード！！」」」」
「″リザードランナー アンドゥー″！」
「″ロゼンジ・メイガス″」
「″バトルライザー″！」
「″バークナル″！」
さあ、四人の惑星クレイでのファイトが始まった！
──────────
『(決まった.....)』
アイチVSカムイ。
白熱した戦いを二人は見せてくれた。
準決勝を制したのは、カムイ。
櫂VSミサキのファイトは、櫂の勝利で決まった。
ファイト中、煩くした森川と井崎が、ミサキとシンさんに怒られた。そこに巻き込まれた三和。かわいそうだなぁと思いながら、私はファイトを見ていた。先程、三人が話していた内容を思い出す。
「ヴァンガードが恋人」
「コーリンちゃんは〜？」
『え、コーリンちゃん.....？』
どうしよ、ここ最近聞き覚えのある名前が出てきたんだけど。森川の言ってるコーリンちゃんって、コーリンさん？いや、名前だけ一緒の別人って可能性があるし......。
『(それにしても......)』
ヴァンガードが恋人発言は「悲しい人だなあ」と思った。けど、ヴァンガードをしてる人とかほぼほぼそうなんじゃないかと思う。
『(櫂とか櫂とか櫂とか.....)』
櫂しかいなかった。
あと、森川、井崎、三和、シンさん。
カムイとアイチには恋人できそう.....？？
アイチの成長を感じたファイト。
ミサキもアイチも負けたと言うことに、伸びしろがあると言うこと。
今度のショップ大会は、もっと楽しみになってくるよ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 11人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夏菜沙 | 作成日時：2023年6月22日 22時
