【鬼滅の刃】そこで見つけた六花ノ景色 (ページ7)

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第2話　白蛇の鏑丸① ページ7

朝の日差し。
空気は美味しくて、いざ山菜探し！と食べれる者を探しにレッツゴーである(数年後、レッツゴー！と鬼殺隊内で言って誰も知らなかった時慌てて口をつぐんだ)。

『(これ、お母さんが美味しいよって言ってた山菜だ！ラッキー、摘んで行こ)』

スピード重視でポンポンと今日のご飯を採っていく。採集したら次は調理をしないといけないので早めに動かないとだ。外に出てる事が見つかって、調理してる事が見つかったら暫く小芭内さんに会えなくさせられそうだから何事もスピーディーにだ。

『(よし、これぐらいで良さそう)』

少女の両手にはいっぱいの山菜を風呂敷に包んで背負う。バッと駆け出して抜け道から戻っていく。ここはバレないようにしていて、脱走の時に使えるかも！と思っている。こういう所を見つける度にちょっとずつ準備が進んでいる感じがする。肝心の座敷牢をどうやって抜け出すかが未だに解決できてない。脱出しようとしてます！ってバレないようにしないとだからわかりやすい道具はアウトだ。自分よりも大きな体の彼女達には勝てない。着物とかに隠せるような物がほしい。

『.......？(ん？)』

白い何かがいる？？
家の隅っこの方に何かがいた気がした。
首を傾げながら気になったので近づいて行けば、次第に形はハッキリしていき見えたのは前世で見たことのある蛇だった。驚きながらしゃがみ込んで恐る恐る手を差し出して見る。

『(白い綺麗な蛇だなぁ.....)』

白い蛇って縁起のいいものなんだっけ？
高校の授業で何でか先生(女)が話してたのを覚えてる。どういう流れでその話になったのか......。あ、確か担任の先生(独身)が「今年こそは結婚してやる！！」と何かと縁を求めてたからだっけ？HRとかで縁や結婚にまつわる話を聞いてないのに披露してきたなぁ。

あの先生、結婚したかな？
それとも独り身なのかな？

これ中学三年生の時の話だから二年はたってて、元担任が結婚したって幸せいっぱいの年賀状が届いた覚えはないから多分結婚してないと思う。

『！(あ)』

差し出した手にシュルシュルと白蛇が上って来て、腕に巻き付き首に巻き付く。緊張しながら固まっていると私の事を気に入ってくれたのか白蛇は私の頬をスリスリとしてきた。

可愛い.....！

『(懐いてくれたみたい)』

　