◇旅立つ者達 �� ページ9
エリザベスも元気を取り戻し、久しぶりに親子水入らずで王女として王城で暮らしている彼女。
「バンの作った
小さなホークが自身の使っていたマイお皿(豚だからエサ用のお皿に見えなくもない)を使って、残飯(ご飯)を食べている。
「何コレ？何コレ〜！？咀嚼が止まんねぇよ！？
「おい、神様達ーーちゃんと経費は抑えて作ってくれよなーー」
「安心しろ、店ちょ。全部期限切れのあり合わせだ♪」
『こちらも賞味期限が切れて、お店ではもう出せない食材で調理しましたよ』
《豚の帽子》亭エプロンを着けて、キッチンに立つ私とバン。彼はフライパン片手についかのご飯を作っている。私は最後のお菓子を作り終えて、近くの席に腰を下ろした。
「いいか、明日の祭りの稼ぎは外さねぇぞ！」
私達は、《豚の帽子》亭でお店をやりながら生計を経てているので、お客さんに料理を提供し、騒げる明日のお祭りは団長の言った通り稼ぎ時だ。
「久々にの営業再開だし気合い入れて＿＿＿＿＿」
カランッ。
『！』
「本当に酒場をやってるんだね！」
「おーーギル坊か！！」
『こんにちは、ギル君！』
お店の扉が開けられ、ベルが鳴った。
反射的に誰か来たことは分かるので、視線をそちらに向ければラフな格好をしたギル君がいた。
「今は準備中？」
「いいって入れよ！《豚の帽子》亭にようこそ！！」
『ギル君、こちらの席にどうぞ』
「じゃあ、お言葉に甘えて」
団長の言葉にテーブル席についたギル君。
元々私が座っていた椅子の隣の椅子に腰を下ろすように促した。手を広げ、視線と共にギル君に合図しただけですけどね？
「ギル坊.....？どっかで聞き覚えが......(ｼﾞｨｰ」
「や......やあ」
むしゃむしゃと食べかすをつけながら、ホークは席に座ったギル君をじぃ〜っと見ていた。
「君に会ったらちゃんと言おうと思っていたんだ.......。白夢の森で君には、とてもひどい真似を.......＿＿＿本当にすまなかった」
ムッチャッモッチャッ.....
ホークの咀嚼音が気になます......。
どんだけ食い意地はっているんですかね？
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夏菜沙(プロフ) - ありがとうございます！頑張ります！ (8月19日 15時) (
レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
サナ - 神作見つけたんだが…… 滅茶応援してます！頑張ってくださいo(*≧∀≦)ﾉセシリアちゃん可愛いですね！更新お疲れ様ですヽ(･∀･)ﾉ楽しみにしてます！o(*ﾟ∀ﾟ*)o (6月26日 21時) (レス) @page12 id: 8678ad65e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏菜沙 | 作成日時：2023年4月26日 19時
