◇隅に置けない団長 �� ページ7
「私も＿＿＿＿小さい英雄殿そなたに非常に興味がある」
「ﾋﾟｸｯ)......英雄」
あ、今″英雄″と言う言葉に反応しましたね。
マーリンは団長の頭に乗るホークに視線を合わせ、指を差し出して握手を交わした。
「同じ″豚″同士仲良くしてくれ」
「同士！！」
「『実験動物決定だな／ですね』」
元々のサイズから、一回りも二回りも小さくなった豚には、マーリンは興味津々なんでしょう。
ヘンドリクセンの技(当事者組に教えてもらった)は、当たったら確実に死んでしまうようなものでそれを受けて無事だったホーク。喋る点も入れると是非とも研究したい対象だと思う。
「あ、部屋に忘れもん。お前らちょい待っててくれ」
「にょわ〜〜〜〜〜！！」
何かを思い出したように言う団長は、肩に載っていたホークをひょいっと投げて、マーリンの額の上に乗せた。着地したホークは、団長に向き直り「エリザベスちゃんに変なコトすんなよ！！」「ほいほいほーーい」と叫んだ。
手を振って、彼女が眠る部屋に戻っていた団長。
私達はここで彼が帰ってくるのを待つことになる。
「なあ、マーリンは魔術士なんだろ？エリザベスちゃんを治せねーのか？」
「あいにくだがな、自然の理で人を癒やす魔力を使役できるのは、森の賢者ドルイドのみ」
「ふーーーん、そういうもん？」
「アハハハハ、そういうものだホーク殿」
森の賢者ドルイドの人は限られている。
その事を気になりもしないホークは、マーリンの言葉を深く考えずに聞き返した。
──────────
「あら、マーリン様にホーク様！セレ姉様も！」
『マーちゃん！』
団長、来ないですかね〜？と三人で話していれば、聞き覚えのある女の子の声がした。振り替えれば、長い髪を揺らし、歩いてくるキレイな女の子、マーちゃんが歩いて来ていた。
「エリザベスの様子は、どうですか.....？」
「まだ当分安静が必要でしょうな」
「メリオダス様は？」
『ああ、彼なら忘れものがあるとか言って、部屋に戻ってしまいましたよ』
一体何を忘れたんですかねぇ？
一番最後に部屋から出たのは、私ですが忘れものなんて何もありませんでした。ちゃんと確かめましたし、団長が何か持ってきていた様子はない。
ギィィィ
『あ、団長！』
「にしし.....待たせたな」
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夏菜沙(プロフ) - ありがとうございます！頑張ります！ (8月19日 15時) (
レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
サナ - 神作見つけたんだが…… 滅茶応援してます！頑張ってくださいo(*≧∀≦)ﾉセシリアちゃん可愛いですね！更新お疲れ様ですヽ(･∀･)ﾉ楽しみにしてます！o(*ﾟ∀ﾟ*)o (6月26日 21時) (レス) @page12 id: 8678ad65e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏菜沙 | 作成日時：2023年4月26日 19時
