◇ブロック跳んでよ? ページ40
一日目の午前中の練習が終わった。後は、食堂で夕御飯が食べれるが、私達は居残り練である。夜だから日中よりも涼しくなっているので動きやすい。
「すみません。木兎さんの自主練に付き合ってもらっちゃって.....」
『全然、気にしなくていいよ。私も練習したかったし.....!』
「黒尾君も参加するんでしょう?ブロック上手いから、一緒に練習できるなんてありがたいよ」
「俺、泣きそう.....」
『泣くなら勝手に泣いてくれ』
「ホントお前、バレーになると口調が男っぽくなるよな」
そうかな?と思いながら第3体育館へ。木兎は梟谷の人達に誘う前に逃げられ、おもりの赤葦は必然的に練習参加。クロはリエーフとレシーブ練をするらしい。高い守備力をもつ音駒で彼が一番下手くそだからねぇ。
「じゃあ、湖羽達からなー!」
『了解ー!千歳、トス上げて』
「オッケー!」
木兎と赤葦の二枚ブロック。二人とも身長高いから、何本か確実に止められるなー。まあ、負けないけど。
──────────
「あーちょっと、そこの......烏野の.....あ、メガネの!」
「!」
「ちょっとブロック跳んでくんない?」
体育館の入口でクロと木兎がちょうど歩いてきた烏野の月島に声をかけた。声をかけられた月島は足を止め、嫌そうな顔から一瞬で笑みを張り付けて断った。
「あー僕もう上がるので失礼しまーす」
「「何っ」」
「ブロックなしでスパイク練習しても意味ないんだよ。頼むよ」
月島は断ったが、今度は木兎がお願いをした。
「何で僕なんですか?梟谷の人は?」
「木兎さんのスパイク練、際限ないから皆草々に逃げるんだよ」
「俺はコイツ鍛えるのに忙しいんだよね」
指した方には倒れてる灰羽。
さっきまでクロにしごかれてたのだ。
「だから、俺がブロック跳びますってば!」
「うるせえ!!音駒でレギュラー入ってたかったらまずはそれなりのレシーブ力つけろ!!」
音駒はレシーブ力が超高いからねぇ。
身長あっても、身体能力が高くても基礎ができないと始まらないからなぁ。
『私達がさっきまでブロック飛んでたんだけど、私達じゃなくて、背の高い子がブロック飛ぶのも練習になるでしょ?』
赤葦の後ろから顔を出して、月島に説明する。その隣に千歳がいて、月島は私達の存在に驚いたのか、目を開いてた。
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夏菜沙(プロフ) - できるだけそうなるようにする予定です!楽しみにしていただけると嬉しいです!! (2022年11月17日 1時) (レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 前と同じような展開にはなりますか? 誰とは言いませんがあの2人のカップルが好きだったんです!そして僕とのアドバイス的なのも好きなんです! (2022年11月16日 19時) (レス) id: ff96477080 (このIDを非表示/違反報告)
夏菜沙(プロフ) - 最初から新しい話をいれています。リメイクは間違えて付けてしまいました!気づかせてもらいありがとうございます! (2022年11月16日 17時) (レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - どこからリメイクしました? (2022年11月16日 9時) (レス) id: ff96477080 (このIDを非表示/違反報告)
夏菜沙(プロフ) - ありがとうございます!更新できるようにがんばります!! (2022年9月1日 21時) (レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏菜沙 | 作成日時:2022年5月1日 14時