◇真っ白なプリント ページ23
美園湖羽side
「......これはスゴいな」
『うん、スゴいね.....』
「いや〜」
「『ほめてないよ(ぞ)』」
ある教室。
夏休みも間近に迫ってきて、ﾐｰﾝﾐｰﾝと蝉の鳴き声が響く七月。烏野初参加の遠征合宿、一回目が今週末に迫ってきている。と同時に夏のIH予選も近づいてきている。まあ、その前に学生の私達にはテストというものがある。
『うちに合格するぐらいの頭は持ってるから....大丈夫だと、思ったんだけどな....』
「......一問も合ってないとは.....」
『遅刻かぁ.....』
「それしかないだろうな」
『授業中の居眠りもかなぁ』
「諸星先生が言っていたのか？」
『うん』
今年のロードレース、箱学の六人目としてレースに出ることになった二つ下の後輩、真波山岳。中間は赤点を回避.....したそうなのだが、今回の期末もヤバイらしい。
『課題の未提出.....、テストもヤバイし.....ウン。まずいね、真波』
「そんなにですか？」
『そんなにですよー』
冗談なしで笑えないわ。
へらへらと、いつもと同じ人懐っこい笑みを浮かべる私と彼の課題プリント、小テストを手に頭を抱える私と尽八。
『とりあえず！課題やろう』
「そうだな。テストの問題は課題や教科書に載ってる似たような問題だ。課題のプリントをやれば、赤点は取らないはずだからな！」
『よし！教科書開いて』
「は〜い」
真波が何も書いてない真っ白な課題プリントにシャーペンを走らせていく。ウン、全部間違ってるね....。
何故私が真波の勉強を見ているのかと言うと頼まれた。その一言につきる。真波の担任であるしおりんに自転車部の三年レギュラーメンバーに。
「ｽｩ).......」
『(寝てるぞ、コイツ.....)起きろー。終わらないと山行けないぞ』
「え〜.....」
『いや、″え〜″じゃないからね？君、今色々ピンチなの』
事の始まりは偶々尽八と廊下を歩いてた時だ。
沢山のプリントを抱えた真波。気になって、プリントを見れば白紙で.....今までの貯めてたプリント.....。サァーと顔が青くなったのを覚えてる。尽八にプリント見られた真波はあはは.....と誤魔化しながら笑ってた。
テストで赤点を取れば、真波の好きな山も登れなくなる。
ていうか、単位足りなくて進級できないとかおっそろしい事とかおきんじゃない？？
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夏菜沙(プロフ) - できるだけそうなるようにする予定です！楽しみにしていただけると嬉しいです！！ (2022年11月17日 1時) (
レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 前と同じような展開にはなりますか？ 誰とは言いませんがあの2人のカップルが好きだったんです！そして僕とのアドバイス的なのも好きなんです！ (2022年11月16日 19時) (レス) id: ff96477080 (このIDを非表示/違反報告)
夏菜沙(プロフ) - 最初から新しい話をいれています。リメイクは間違えて付けてしまいました！気づかせてもらいありがとうございます！ (2022年11月16日 17時) (レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - どこからリメイクしました？ (2022年11月16日 9時) (レス) id: ff96477080 (このIDを非表示/違反報告)
夏菜沙(プロフ) - ありがとうございます！更新できるようにがんばります！！ (2022年9月1日 21時) (レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏菜沙 | 作成日時：2022年5月1日 14時
