◇地雷 ページ42
「おいリエーフ、転がってんじゃねえ、レシーブ」
「げっ、夜久さん！」
話の途中で犬岡の声がして、体育館入口を見れば音駒高校バレー部メンバーがいた。やっくんを見た千歳はポーカーフェイスだが、目が輝いていて、彼の登場に嬉しそうだ。推しが来たもんね。それにここでやっくんがレシーブ見せてくれるかもしれないからだ。
「″げっ″って何だ！ほらさっさと立て」
「いや、もう完璧なんでブロックの練習を」
「ほお、じゃあ見せてもらおうか」
クロにさっきまでしごかれていたが、今度はやっくんにしごかれるようだ。まあ、音駒で一番レシーブ上手いのやっくんだからなぁ。彼に鍛えられるなんて羨ましい！と言うオーラを隣から出している人がいる。
「じゃあ、僕お役御免ぽいので失礼します」
「なあ、おい！」
彼らの登場に引きどころを見つけた月島が私達に挨拶して、体育館から出ていった。
「なーんか、地雷踏んだんじゃないすか？黒尾さん」
「踏んだっぽいね」
「え？」
「怒らっしたあ。大失敗じゃん、挑発上手の黒尾君」
「いや、だって思わないだろ」
「何を？」
「烏野のチビちゃんは確かに得体が知れないし、脅威だけど技術も経験もヒヨコだろ。それにあの身長だし」
『ここにその身長で跳べてるやついますよー』
「ハイハイソーデスネー」
『適当ー』
「それをあの身長も頭脳も持ち合わせているメガネ君がチビちゃんを対等どころかかなわない存在として見てるなんてさ」
確かに勿体ないとは思う。
かなわない存在ね.....、日向の方はそう思ってないでしょうに。
『でも、彼にはいいきっかけになったんじゃないかな？月島、このことが始まりで進化しそうだよ』
きっとするって言うか、アニメではしてた。
彼がそう思うようになった原因は覚えてないけど。
「そうか？」
『まあ、後は本人次第だけどね.....。クロが考えてる通り、彼、才能あるのに勿体ないから』
「お前、見てるよな....」
『？何が？』
「そういうとこあるよな、お前」とよく分からないが、そう言ったクロに赤葦も千歳も頷いた。でも、まあ他校の一年生の地雷を踏んじゃったんだ。
『クロは明日、烏野の主将に月島のこと話しておきなよ』
「ウッス」
チームメイトの事、しっかり教えてあげないとだよ。
烏野の主将に。
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夏菜沙(プロフ) - できるだけそうなるようにする予定です！楽しみにしていただけると嬉しいです！！ (2022年11月17日 1時) (
レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 前と同じような展開にはなりますか？ 誰とは言いませんがあの2人のカップルが好きだったんです！そして僕とのアドバイス的なのも好きなんです！ (2022年11月16日 19時) (レス) id: ff96477080 (このIDを非表示/違反報告)
夏菜沙(プロフ) - 最初から新しい話をいれています。リメイクは間違えて付けてしまいました！気づかせてもらいありがとうございます！ (2022年11月16日 17時) (レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - どこからリメイクしました？ (2022年11月16日 9時) (レス) id: ff96477080 (このIDを非表示/違反報告)
夏菜沙(プロフ) - ありがとうございます！更新できるようにがんばります！！ (2022年9月1日 21時) (レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏菜沙 | 作成日時：2022年5月1日 14時
