検索窓
今日:9 hit、昨日:59 hit、合計:51,776 hit

◇箱学の後輩!転生セッターの従姉弟 ページ8

『おお!二人ともうちの学校受かったんだー』

「はいっ!」



春休み。千歳に連れられて、彼女の親戚の家に遊びに来ていた。既に何回も来たことがあり、千歳の従姉弟で一個下の黒田雪成とその友達の泉田塔一郎とはあだ名で呼び会う仲だ。

で、お分かりいただけるであろうけど、この二人弱虫ペダルのキャラである。「この子、私のいとこの雪ちゃん」「黒田雪成です。湖羽さんの話はよく千歳姉から聞いてます」と挨拶されて、「え???」と内心驚きながらポーカーフェイスで挨拶をした。親戚が弱虫ペダルのキャラなんて教えてもらった事がなくて、すぐに彼女を引っ張って話せば、「え、雪って弱虫ペダルのキャラなの?」と返ってきた。

おっと、マジで知らなかったようだ。千歳は弱虫ペダルをアニメを飛び飛びで覚えていたらしいのだ。私は尽八達が三年生のIHまでだ。まあ、私も天満さんの事、知らなくて言ってなかったし、あいこでしょう。



「湖羽が勉強見たんだから余裕でしょ?」

『いやいや、雪ちゃんは元々勉強できるタイプだし、とーちゃんは真面目だからしっかり勉強するし、二人の力でしょ』



今日はとーちゃんと雪ちゃんが春高優勝お祝いにケーキを手作りしてくれたそうで美味しくお喋りしながらいただいている。二人は原作通り箱根学園に入学が決まり、この春から一年生として通うことになる。後輩ゲットだぜ!



「いえ、湖羽さんが勉強を教えてくださったからです!」



どうやら受験対策として、教えていたところに似た問題が本当に出たそうでしっかり回答できたそうなのだ。とーちゃん達には言えないけど、適当にここ出たりして?と思ったところ(教えても無駄にならなくて、役に立つところ)を教えたので、なんかキラキラした尊敬の眼差しを向けられても、適当ーなんだよ〜とは言えない。純粋なとーちゃんには言えない。さっと視線を逸らして、雪ちゃんに違う話をふった。



『二人は何部に入る予定?』

「僕は自転車競技部に」

「俺はまだ決めてないです」

「雪は何でもこなすからねー」

『君もな』

「貴女もね」



バレーバカだが、普通にバレー以外のスポーツもできる。雪ちゃんとの血の繋がり感じるよねー、千歳って。彼も何でもこなすし、千歳も何でもこなすタイプ。今は、バレーに一途だけどさ。



 

◇テレる二人は料理男子?→←◇スイーツと彼氏?



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (34 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
87人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

夏菜沙(プロフ) - コメントありがとうございます!嬉しいです! (2022年10月1日 0時) (レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
奈々ミン - この作品一番好きなのでこれからも、頑張ってください! (2022年3月19日 16時) (レス) @page42 id: d49fa68ddd (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:夏菜沙 | 作成日時:2022年3月10日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。