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◇羽根つき ─猛者を求めて─ ページ47

冬休み前、箱根学園への進路を決めて、勉強中。私も千歳もテストの方も内申の方もいい成績なので合格も確実だろうと言われている。まあ、油断せずに勉強して行こうと思っている。



『ていやーっ!』

「なんのっ!!」



カン、カン、カン。



『ほいっ!』

「とう!!」



カン、カン。



_____ヒョーン。



『よっしゃァァァ!!!』

「だぁぁぁーー!!」



片手を空に突き上げ、声をあげた。
もう片方の手には羽子板を持っており、相手の.....夕の方には羽根が落ちていて、彼の手にも羽子板が握られている。



『勝ちはもらったよ、夕!』

「俺もまだまだ負けません!!」

『もう一戦する?』

「勿論です!!」



再び羽子板を構えて、もう一勝負するか?と聞けば予想通りやると。だよね!私もそうだもの。推しだろうと弟子であろうと負けるわけにはいかない(押しのかっこ良さには負ける)。勝負事は全力でやる。ポンとつくばねを打って、再び勝負のスタートだ。






──────────






『んっ!みかん、美味しい.....』

「こたつでのみかんって美味いッスよね!!」

『わかる』



冬休みに入った私達の学校。今年は受験なので東京のお祖父ちゃんの家には行ってない。大晦日も家で過ごすので、研磨やお祖父ちゃん達とは電話したりして連絡している。研磨とは最新のゲームで通信してる。



年明け。受験勉強しながら、息抜きとして、家の前に雪だるまを作ったり、猛者を求めて羽子板片手に何となく歩けば、夕に遭遇した。片手には羽子板。合図してすぐに羽根つきを始めた。夕の方も猛者を求めていたそうで、冬休みに会う私服姿の夕もイケメンでかっこ良かった。



「お、湖羽ちゃんじゃねーか!」

『あ、明けましておめでとうございます。お邪魔しています、夕のお爺さん』

「明けましておめでとよ。お汁粉あるから湖羽ちゃんも食ってけ!」

『はい、ありがとうございます!!』



羽根つきの後は、夕の家にお邪魔してこたつでみかんを頂いている。こたつは暖かくて、去年の研磨の家の魔のこたつを思い出す。こちらもぬくぬく。

推しの家に一番最初に行った時、めちゃくちゃ心臓バックバクで緊張したのを覚えてる。今だに夕の家にお邪魔させてもらうと緊張しまくるもん。推しはヤベェである。攻撃力がクソ高い。




 

◇お汁粉にバレーを添えて→←◇転生少女マジック?



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夏菜沙(プロフ) - 教えてくださりありがとうございます!直させていただきました。 (2022年4月12日 10時) (レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - フォーカーフェイス…ポーカーフェイス?? (2022年3月21日 12時) (レス) @page15 id: cfde1fd93c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夏菜沙 | 作成日時:2021年8月25日 19時

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