◇土曜日の新しい目標 ページ16
何回かやっていくうちに私は牛島君のことを″若利″と呼ぶようになった。しかも、呼び捨て。若利のバレーみてたらテンション上がっちゃって、ついつい呼び捨てしちゃったんだよ。それに君つけると長いし。
『(それにしても......中一でこの威力.......)』
「(バレーバカな湖羽に負けず劣らずバレーバカだね、牛島君は.....)」
まだ、腕がジンジンしてる。
受けたところの腕が赤い。
高校行ったらそれ以上って.....、怖いぞっ!!
腕もげちゃうってｯｯ!!
四年で原作通りの力を身につける目の前の彼。
負けず嫌いで、バレーバカ。てか、ハイキューキャラは全員バレーバカでしょ。
『(今回は取れたけど.....、この先取れるかなー)』
いや、取りたいと思ったよ、私は。
──────────
「今日は良い練習になった」
「うん。牛島君とバレーできて楽しかったよ」
『私も！楽しかったー！』
その後もひたすらバレーをして私達はくたくたに。ふと、「私って体力底なしだったっけ？」と真面目な顔して思った。答えは、バレーが楽しいからという結論がでたけど。バスの帰る時間となり、私達は体育館の片付けをして、外に出た。少し時間であったので肉まんを三人で買い、駄弁った。
いや〜楽しかったし、面白かった！
充実した土曜日になったし、ハイキューキャラとバレーできて嬉しかった。
「また、練習できたら嬉しいね」
『そうだねー！今度予定が空いてるならまた一緒に練習しようよ』
「ああ」
次の練習の約束をして、私達は別れた。若利の後ろ姿が小さくなってくいのを見ながら、肉まんにかぶり付く。疲れて、ペコペコな体に肉の美味しさが染みるぜ！美味い！
「ワクワクした？」
『したした！ワクワクしっぱなしだったよ』
帰り道、千歳と二人並びながら今日の練習を思い出した。
若利とのバレーは楽しさと共に私達の課題も出てきて、山積みの課題がドドドンッ！と現れた。それは若利も一緒で時折、難しい顔をしていた。気づいたところで「ああ、ここ私はできてない」って一人反省会。次の改善点を見つける。
『よし！』
私は気合いを入れた。
また、新しい目標が出来た！
これからのバレーが楽しみで仕方ないよ！
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夏菜沙(プロフ) - 教えてくださりありがとうございます！直させていただきました。 (2022年4月12日 10時) (
レス) id: 6b5f9c4200 (このIDを非表示/違反報告)
綴(プロフ) - フォーカーフェイス…ポーカーフェイス？？ (2022年3月21日 12時) (レス) @page15 id: cfde1fd93c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏菜沙 | 作成日時：2021年8月25日 19時
