◇お昼と副主将 ページ8
「先輩!」
『!』
尽八と話していると教室に来た真波が私の名前を呼んだ。
時刻は、お昼休みで教室にいる生徒はまばらとなっている。
「真波ではないか!何か用か?(この笑顔、湖羽に用があるな)」
「はい!湖羽さんとお昼食べようと思って迎えに来ました〜!」
「そうだったのか」
真波は桜良達と集まっていた私の机の方に歩いてきた。千歳は教室委員会が昼にあるために食べれない。だからと言って、真波と食べようとしたわけではない。朝誘われたのだ(珍しく遅刻をしなかった真波)。
「美園さん、榊さんが呼んでるよー!」
クラスメイトに声をかけられ、私が扉の方を見るとこちらに手をふる千歳先輩がいた。何だろう?委員会前に話?
『ホントだ。ありがとー』
「呼んだだけだよ」
教えてくれた生徒に御礼を言って、立ち上がった。
『真波、お昼もうちょっと待ってて』
「は〜い。待ってますね」
『ごめんね、ありがとう』
笑顔の山岳とに申し訳なく思いながら、千歳の方に歩いて行った。
──────────
『お待たせ!終わったよー』
千歳からの話を終えて、私は真波達がいる自身の席へ。話って言うより、連絡だったけど。
「千歳何だって?」
『今日の部活、遅れてくるって連絡だった』
「そっかー。お疲れ様、副主将」
『私の出番は基本的にないけどね』
「湖羽はそっち関係より試合でのエースとしの仕事の方が多いもんね」
『菊乃や希穂がちゃんとしてるし』
連絡の内容を副主将である私に伝えに来てくれた千歳。千歳は急いでいたのか、連絡したらすぐに歩いて行ってしまった。放課後は委員会で遅れるって。忙しそうだったな......。私は副主将よりもエース!って感じだから、一応副主将の仕事もしているけど、基本千歳頼りなんだよね。私達も三年生として動いているけどさ?
『待たせてごめんよ。お昼、一緒に食べに行こー!』
「はい!」
今日はうちの学校の食堂でお昼を食べる。
春と夏だと中庭で食べた。一年生の時に中庭を見て、「おぉ!」と思った。お昼寝できるなあと思ったら、その後千歳とお弁当を食べた時に寝た。寝心地抜群である。
今は肌寒い秋なので風邪ひく可能性しかないので食べれないけど。←お昼とお昼寝が若干、イコールになりはじめている転生エース
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作者名:夏菜沙 | 作成日時:2022年12月25日 19時