排球部エースは転生少女《６》 (ページ45)

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◇シューズと頼まれ事ページ45

美園湖羽side

梟谷との練習試合、音駒との練習試合試合をして夏休みは終わった。何やかんやであっという間に終わったよ.....。学校が始めれば、またテストがあって、そして、体育祭とイベント事が待っている。少しずつ、過ぎていく日常。「平和ー」と思っていた毎日に、私に悲劇が襲ったのだ。

「ど、どうしたのだ？湖羽、そんなに落ち込んで.....」

『.....』

「おはよう、東堂」

「お、おはよう.....市ノ瀬さん。湖羽はどうしたのだ？」

「ああ....。それはね、湖羽のバレーシューズ昨日の練習で壊れたんだよ」

「え！本当か？」

『.....ホントウデス』

昨日の練習で私のバレーシューズが壊れたのだ。何で、この時期！？タイミング！？って騒いだのを覚えてる。すごくショックで帰りに買いに行こうとしたんだけど、お店行ったら売ってなくて、入荷が今日と言われた。

「でも、今壊れてよかったよね。これが大会前だったらって考えると.....」

「そうだな」

まあ、桜良の言う通り、大会前だと慣れない靴で違和感があったり、固かったりとする。大会前までにならしておかないと行けないのだ。

『......買ってこないと....』

「丁度、体育館の点検で今日は部活ないし、使えないもんね」

『うん』

ナイスタイミングで、今日は体育館の点検で部活はお休み。
夏休み中もバンバン練習していたので久しぶりのお休みだ。

「湖羽、テーピング用のテーピ買ってきといて」

『うーん、了解。あ、サポーターも新しいのにしないとと思ってたから、買ってこよう』

「あと、スポドリの粉、スクイズを！」

『了解.....、いやちょっと待って！なんか、買って来いって言われてるもん多くない！？』

買って来るのはいいけど、何でそんなに言われるんだと思い桜良の方を見たら、いつの間にか、千歳と菊乃がいたのだ。
選手とマネージャー....。

「テーピング用のテープなくなったの。私も買いに行きたいし」

「スポドリの粉、スクイズ三本、洗濯用の洗剤も多めに！いつも使ってるやつでお願いね」

『買って来るのはいいけど、ついてきてよ！』

「私は進路指導で、ごめんね」

『桜良は？』

「私は体育祭の打ち合わせで」

『皆、予定あるのね....』

「「ごめん／ね」」

桜良と菊乃は一緒に買いに行けないのか.....。

　