橙色さんはかまちょでした。【すとぷり】

どこやここ！！ ページ8

ﾊﾟﾁｯ

…え、どこ。ここ。

えーと…確か私、家に帰ったはず…

頭がズキズキと痛む。

なん…なんで私こんな冷たい部屋にいるの？

怖いんだけど。
は？

ここ、息苦しいし、寒いし…何より暗すぎて何も見えない

『だ、だれかー？いるんですかー！』

大声で叫んでみるも無反応。
…はぁ？
どうしろって言うんだよ…えぇ？

とりあえず部屋を歩き回って扉を見つ…ｶﾁｬ

…なにこれ

暗くてよく見えないけど、私の手には手錠のようなもの。
足は鎖のようなもので繋がれていた
『なにこれ…は？？マジでなにこれ？…え？私にこんな趣味ないんですけど…』

と、とりあえず整理しようか。

まず初めの疑問が
《ここはどこ》なのか。
そして《なぜここにいる》のか
んで最大の謎。

《なんでこんな姿》なのか


ここはどこなのか…まぁ今日の騒動と関係してると思う。
苺町が好きすぎて私に恨みを買った…
ということは私を憎んでるやつの家…とかかな

なぜここにいるのか…私の予想的に、小野塚先生辺りが関与してる…と思う
優希、梨子、美波の3人がしかけた…？

なんでこんな姿…それがよくわかんない。
優希、梨子、美波の仕業ならわざわざこんなに凝ったことしないで私を傷つければいい。
小野塚先生は理事長に事情聴取されてるし


…って…私今日冴えてる？

ということは、優希、梨子、美波、小野塚先生の仕業の確率は下がった。
もちろんその可能性もあるけど。

じゃあ誰…？

あ"あ"あ"！もう！意味わかんない！
とりあえず出る方法考えなきゃ！



ｶﾞﾁｬ
私の手錠の音とは違った音が私の耳に入る。

…扉？
あたりを見渡すとあ1箇所だけ明るくなっている。

誰か…きた？

『あ、あのっ…誰かいるんですか！』
精一杯の声で叫ぶ。
が、反応はない。

その代わり、誰かが入ってきたことだけは分かった

ﾊﾟﾁｯ

電気がついて辺りが明るくなる。目が慣れてないのでその人の顔を確認するのに時間がかかる


目が慣れてきたところ、そいつの顔を覗いた。






『…は？…なんで…？』








目の前には私の席替えする前まで隣の席だった


？？「…おはよ、葉月さん」

ガリ勉くん、夏彦が立ってた

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