検索窓
今日:16 hit、昨日:5 hit、合計:154,980 hit

/ ページ9

.
.
.




神「やァA」

神「先日はうちのが世話になったみたいだねェ」



貴「あら神威」

貴「おかげで様で不味いご飯をご馳走様」






無断で部屋に入ってくるなり、戦闘を誘う挑発的な団長2人の会話。
副団長2人は息が詰まった。






猩「A、…」

猩「ここで殺り合うのはァ…」



神「なァんだ猩覚」

神「幽閉されて丸くなったか?」



猩「そういう事じゃねェよ。神威」






顔を歪ましながら、図星の様に阿伏兎から書類を受け取る。






猩「わざわざ届けて貰って悪ィなァ」



貴「猩覚さん、幽閉されてたの?」



猩「あァ食いついちゃったよ」

猩「なんでそういう事だけちゃんと聞いるかなァ」






別に隠していたわけでは無い。海賊ならよくある話。
だけど、どうしてか血生臭い話をAには聞かせたくないと思うのは、やはり、見かけだけでもAが汚れ知らずに見えるからか。






貴「へェ、そうだったんァ」



猩「…なんだよ」






だが、当のAがニヤつく口元を隠さないでいるから、猩覚は直に考えを改めた。






貴「いやァ、それって」

貴「宇宙海賊でも手に負えなかったってことでしょ?」

貴「…心強いなァって思って」









Aが今までどう生きていたかなんて知らないが、宇宙海賊なんぞに辿りついてしまったのだから、きっと、”人に褒められる”ような事など、してこなかったのだろう。

当の昔にその手は”汚れている”。此処はそんな奴等ばかりなのだ。








貴「そうだァ、目標決ィめたァ」

貴「宇宙をしめようかな」



猩「…はい?」



貴「その為にはまず、」

貴「第七師団は潰さないとね」



猩「…ッはいぃぃぃぃぃ!?」








少しだけ沈んだ気持ちは、絶叫と共にどこかへ消えた。





.
.
.

/→←04*(目標)



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (60 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
141人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 春雨 , 攘夷
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:み子 | 作成日時:2016年7月26日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。