検索窓
今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:154,963 hit

/ ページ47

.

.




神「…何でそんな格好してるんだよ」






神威が睨みを利かせて武市を見た。
だけど顔色一つ変えず武市は話し始める。








武「A殿は先ほど、」

武「晋助殿と共に母船を立ちました」




神「…何処に?」



武「それはお教えできません」









きっと高杉にきつく言われたのだろう。
神威はそれを理解し、しゃがみこんでいた腰をあげた。









武「おや。お戻りになられるんですか?」



神「それはお教えできません」









神威は来た道を戻り、アっという間に姿を消した。









武「…やれやれ」

武「A殿は厄介な人ばりに好かれますなァ」

武「私も含め。…ですが」









カランコロンと響く下駄の音は嬉しそうに船へと戻っていった。









:








*









神「阿伏兎」

神「今すぐ地球に向へ」








唐突に現われた神威に団員達は驚き、その言葉に阿伏兎は顔を歪ませた。








阿「いきなり何だ・・・」



神「いいから今すぐに向へ」

神「団長命令だ」








横暴な職権乱用に空気は更にピリついたと思われるが、触らぬ神威に死滅なし。
そう悟った阿伏兎が団員達に行き先を変更させる。









団「いいのかァ?」



阿「あァ、どっちみち」

阿「吉原には行かなきゃならなかったしなァ」

阿「…それによぉ」

阿「どうにも戦目的ではないらしい」









揺らぐ事のない青い目でモニターを見つめていた神威。
そんな神威は見て、どことなく嬉しそうな阿伏兎はそれ以上口を出すことは無かった。









|









『 戦闘狂。恋を知りに、愛に行く。 』







.

この小説の続きへ→←16*(兎の遠吠え)



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (60 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
141人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 春雨 , 攘夷
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:み子 | 作成日時:2016年7月26日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。