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沖「どこ行くんでェ」

沖「紅桜さん?」






誤魔化すようにAは鼻で笑うと、沖田も笑っていた。






貴「そんなの信じてたの?」

貴「咄嗟についた嘘ってやつだよ」



沖「それこそ嘘だろィ」

沖「あの刀の使い方に対応の仕方」


沖「それにお前が持っていた刀はあらァ、」

沖「何千にも渡る戦を乗り越えてきたもんだ」






ゆっくり近づいてくる沖田に、ゾクリとまた身震いがした。






貴「幕府の犬は存外狼だったかァ」






Aは横に刺さている沖田の刀を引き抜いた。






沖「ッなァ!!!」






誰かに押されたわけでも無いのにAの体は後ろに倒れていく。
焦った沖田が手を伸ばすが、時すでに遅し。

Aは見る見る落ちていった。






貴「私の刀、銀時に返しといて」






体制を整えることもせず、地面が鈍い音を出した。








貴「猿って鼻がいいのねェ」



猩「携帯のGPSだッ!!!」







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作者名:み子 | 作成日時:2016年7月26日 20時

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