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場所は移動し、町外れの廃墟。
銀時の状況を聞いて、成り行きで手伝う事になった。
貴「それにしても銀時らしいねェ」
貴「万事屋なんて」
銀「バカにしてんだろ」
なんて口では言いながら治まらない笑み見せ、Aにデコピンをする。
同じように楽しそうなAはオーバーに痛がった。
銀「お前は?」
銀「何してたんだよ」
貴「んー、宇宙を放浪してたァ」
すっかり暗くなった空。
輝く星たちすらも、懐かしく感じる。
貴「江戸って、」
貴「結構綺麗な所だね」
銀「まァ、ここは騒がしい場所じゃねェしなァ」
ッバン―――
だが、そんな心地良い時間も束の間、突如に聞こえた始めた銃声音にAは立ち上がった。
銀「A…」
貴「此処はよろしくね。銀時」
Aは躊躇無く銀時に背を向ける。
そのあまりにあっさりとした行動に、すかさず腕を掴んでその足を止めた。
銀「ちゃんと、戻って来い」
念を押すように、掠れた小さな声。
だが、Aがその言葉に返事をすることは無く、優しい力でその手を払った。
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作者名:み子 | 作成日時:2016年7月26日 20時