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___ DAYS2
猩「まァ、ただ飯食わせるわけにはいかねェし」
猩「俺はAほどお前ェを信じちゃいねぇ___
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猩「働いてもらうぞ。綿貫」
かくして、山崎退改め宇宙海賊春雨第四師団副団長補佐 綿貫の日々が始まった。
***
猩「副団長の仕事、その一」
猩「団長のサポートおよび警護」
猩「Aは基本的に生粋の面倒臭がりやだ」
猩「ほっといたら飯も食わねぇから注意しろ」
謎に渡されたメモ帳。
まァ郷に入っては郷に従え
俺はまず、"メモ1: 白雪A 面倒くさがりや"と記入した。
猩「それじゃァAの部屋に行く前に、綿貫」
猩「ここにいる時は顔は常に隠していろ」
猩「監察を知らなくても
猩「何か合っても俺ら守らねェぞ」
笑いながらも声は真剣で背筋が伸びた。
扉の外に出れば、そこもう悪党達ばかり。
同じ組織だろうと群れない、媚びない
信じるものは己の強さのみ。_____ しっかりしなきゃ。
俺は、生きて地球に帰るんだ。
猩「さァAの部屋についたぞ」
猩「つっても昨日も着てるから目新しくもねェと思うけど」
_____ ガチャ
猩「A起きろ!!!朝だぞ!!!」
当然宇宙なのでカーテンを開けたからといって太陽の日の光は無く、
うっすらと星の輝きが天蓋のベールを抜けて一人の女の子にかかる。
山「なかなか起きないですね」
猩「あァ寝つき良く寝起きが悪いんだ」
"メモ2: 白雪A 寝起きが悪い"
そうメモを取ると、徐に猩覚さんはAを持ち上げ奥の部屋に向かう。
急いでついていくとそこはバスルームでよく沿うには綺麗な色の湯と心地良い湯気が香り立つ。
山「副団長、何を...っ!!!」
___ バシャッン
貴「っ殺す気?」
猩「飯出来てる」
猩「さっさとこい」
猩覚さんに容赦なく湯船へAを落とされたAは
顔に掛かる髪をかきあげて、寝起きの目で必死に睨む。
そんなAを気にせずにバスルームを後にした猩覚さん。
俺はAに一礼して後を追うと、既にソファの上で雑誌の様なものを呼んでいた。
"メモ3: 白雪Aの髪型は副団長猩覚が決める"
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作者名:み子 | 作成日時:2017年7月13日 20時