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「……っは。?」
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あれから1週間が経った。
あの日からは全く何もなく平和だった。
しかし、たった1週間の平和は一瞬で終わり絶望の始まりを私の視野に入れてきた神様。
深夜にコンビニで買い物をする私。
電車に乗って座席に座り寝てる私。
公園のベンチでサイダーを飲む私。
私。私。私。私。私。私……
ゲシュタルト崩壊しそうな位に私しか私が写っている写真。
盗撮だ……!
そんな盗撮されたであろう写真が1週間前に悪戯されていたポストと同じポストに同じように投函されていた。
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写真を持ったまま取り敢えず自分の部屋に戻ろうと急ぐと、
マンションの廊下ですれ違った中島くんに捕まって事情を説明することになった。
……
中島「また?事務所にはちゃんと言ってある?」
「言って無いよ……。タレントじゃないんだし。」
中島「でも、私の慧を奪いやがってこのクソが、チビがとか書いてあったわけでしょ?
先週はさ。」
「いや、クソとかチビとは言われてないですけど…」
……
結局、事務所には報告しておけ。ということで宮上さんにはその日の夜に報告した。
んで……問題は、
光「Aちゃ〜ん。」
この人だった。
さっき中島くんに“あ、そういえば近くの居酒屋で光くんが酔っ払っちゃったらしいから匿ってあげて”といわれ、私の部屋に光くんを匿うことに……。
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作者名:ユウキイハ | 作成日時:2019年2月8日 22時