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山田「……じゃあ廊下に居るから」
慧「、まいっか。」
そして山田くんはリビングから廊下への扉を開け出て行った。
でも、これじゃ私と慧の会話の声。聞こえちゃうよね?…
そう言おうと思い
「ねぇ、け」
声を出した時
「、!」
慧は自分の口で私の口を塞いだ。
実質それは、キスだった。
慧「いいの。
聞かせてるの。
ねぇ、聞きたい?山田が言おうとしてた女の子の事」
伊野尾くんは下を最初向いていた。しかし、私に尋ねる時は前を少し向いた。
「聞く、、知りたい、。」
慧「先に言っとくけど、Aが思ってるほどいい話にはならないよ。」
私の返事にかぶせるように慧が言う。
慧「それでも、、ちゃんと俺と居てくれる?」
泣きそうな慧に言われたら
「居る……」
こう答えるしか無かった。
きっと、
慧はクズなんだろう。
きっと、
それを読み取った私もクズなんだろう。
でも、思ってたより私への傷はデカい酷い話だった。
慧「早苗だよ。」
んえ、?
は?
慧「知ってるだろ?A、友達だったもんな」
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作者名:ユウキイハ | 作成日時:2019年2月8日 22時