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山「ほー。なるほどね。」
「はい……」
山「伊野尾ちゃんらしくないわ、なんか。」
「…もう本当よく分からないですよ。」
今現在は、山田さんの映画撮影の為。
北関東に泊りで来ている。
そして、宿泊するホテルの女性スタッフの部屋にいる。しかし、女性スタッフはまさかの私だけなためまさかの1人部屋。
そこで、山田くんに慧のことを勘付かれ全ての話をしてしまった。
山「あの記事に関しては俺らも殆ど知らないんだよな。
でも、言えるのは熱愛報道は意図的に事務所側が調節してたり訂正してたりすることがあるのは事実。」
「経験者は語る、的な感じですか?」
山「さぁね。」
そう、はぐらかされると目を逸らされる。
その瞬間、
〜♪
山「Aのスマホじゃない?」
「あ、……慧」
私は思い切って電話に出ると、りょ……山田くんはこっちを見ながら手をいいねの形にして微笑む。
「もしもし。」
慧「あ、A……。今からそっち行っていい?」
「……そっちって。今日は仕事だから家に居ないよ?」
慧「知ってる……」
本当に何言ってんの……と思ったその瞬間。
部屋のドアにノックの音が鳴る。
まさかと、思いながらドアを開けた。
するとそのまさか。
目の前にはスマホを耳に当てた慧が居た。
慧「……色々とごめん。」
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作者名:ユウキイハ | 作成日時:2019年1月13日 23時