検索窓
今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:13,055 hit

#35 ページ35



愛って物は形を持たず、目に見えない。

だからさ、難しくて…切ないんだ。







ただ分かっていること。
そんな言葉がテレビのドラマから流れてくる。


今日の仕事は終わり、自宅のベッドにダイブする。






でもその分、上手くいくと嬉しくて嬉しくて堪らない。







ここまでは辿り着けなかった私達。

私、何してんだろ。




(友人の名前)とも自ら縁を切り、慧とももう戻れない。

結局独りぼっち。







“寂しい奴って簡単だよな。

ちょっと優しくするだけで命まで投げ出してくれるんだから。”







まさにこうなるタイプだ。
純粋に推してた頃の慧を思い出す。




そんな午後11時。

〜♪



電話の呼鈴がこの寂しい空間に鳴り響く。

それと同時に液晶画面に表示されたのは“伊野尾慧”の文字。





出るか出ないか迷っていると、




そこから一歩も動かなきゃ、
僕等は何処へにも行けない。

良い意味でも悪い意味でも。







そんな今の私の状況を悟っているかのようなセリフが飛び出す。

その言葉を聞いた私は思わず、電話に出てしまった。





「も、もしもし?」

慧「あ、A。いやさ、記事見た?」

「……見た。だから慧の専属辞めた。
今は殆どマネージャー状態。」

慧「あのさ、そのさ…記事。
信じないでよ。」

「は?え?」

慧「……今、Aに会うに会えないから、会えるようになったら迎えに行くから。

それまでさ。待っていてよ、他の専属になんないでよ?」








それは、期待をせずにはいられない言葉だった。
不器用な彼なりに教えてくれたのだろう。

では、何故この記事は掲載されたのだろう。

そんな疑問どうでもよかった。





慧。何で会えないの?





慧「じゃあね。」

「…ちょっとまって!」





その言葉は間に合わず、ピーピーと音がなる。






胸が苦しい。辛い。






慧を信じるべきなのかなんて分かりゃしない。
ただ、信じてみたかった。

#36→←#34



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.2/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
33人がお気に入り
設定タグ:Hey!Say!JUMP , 伊野尾慧 , 八乙女光   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ユウキイハ | 作成日時:2019年1月13日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。