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．
「え？」
慧「だーかーら。仕事入っちゃったから今夜は会えない。切るよ。バイバーイ。」
そう言って電話を切られた。
慧の専属になってからぴったり3ヶ月になる今日。
慧はいつもと違かった。
慧はわたしがマネージャーの仕事をしているのを知らないのか？
それとも、マネージャーの仕事の内容を知らないのか？
メンバー全員のスケジュールが記されたスマホのメモを見ながら考えていた。
勿論、どれだけスクロールしようと慧は今日の夜には仕事が入っていないし、そのような連絡も他の人からは受けていない。
「変なの……」
自分で作った2人分の麻婆豆腐。
本当は、パスタの方が得意だし、好きなのに慧が白米に合う料理だと喜ぶから作ったのに……
「本当にバカ……」
そして、何より心配だったのが。
【浮気】
慧に限ってそんなこと無いとは思っているもののありそうで怖い。
…………本当かどうかは分からないけどあったしね。二股疑惑。
「つい最近まで嫉妬深くて大変だったのに…」
そんなこと考えていたら、
〜♪
光くんからの電話が来た。
きっとこの前、舞台の仕事の時に話したバンドのライブの当選結果だ。
結果は……
「……そうですよね。」
光「まぁ、人気だから……」
「なかなか当たりませんよね。」
全落ちだった。
人気バンドだから仕方がない。
光「うん。それより伊野ちゃんとは上手くいってる？」
「、いってるような、いってないような……」
光くんは私の心を読んでいるかのように、
光「浮気っぽい感じ？」
そんな事をきいてきた。
「……私が心配性なだけなんですけどね。」
光「話。聞くよ。」
そう優しく言ってくれる光くんに甘えて私は今の状況を説明した。
光「…………なんか伊野ちゃんっぽい。」
「本当……ついこの前まで、嫉妬凄かったんですよ！マネージャーの仕事するって言ったら他のメンバーに会わせたく無いとか！！」
光「Aちゃん。お酒呑み始めた？」
「……はい。ビール4杯目です。
呑まなきゃやってられないですよ！！」
．
そんな愚痴を光くんに聞いてもらうこと約1時間。
「もう……わ、わた、し。飽きられちゃっ、たのかも」
感情が抑えきれなくなって涙を流してしまった。
すると、光くんが……
光「……いまからそっち行く。」
「え？」
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作者名：ユウキイハ | 作成日時：2019年1月13日 23時
