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光「おはようございます。」
中「おはようございま〜す。」
「お、おはようございます。」
今日は2人の舞台の稽古。
この舞台では、転げ落ちたり、喧嘩の演出があったり、映画やドラマとは違いスタントマンでは無く、自分達がやらなきゃいけない難しい演技が多い。
今日はそれの練習の為に、ゴツい男の人に教えてもらうらしい。
ゴツい男の人の名前は
四方「あっはは！おはようございます！」
ちょっぴり見た目は怖いけど本当は優しいタイプの人っぽそう。
．
．
2人が稽古している時は暇で、仕事中にも関わらずiPodで音楽を聴く。勿論ロック。
2人とも色んな稽古をしているのを音楽を聴きながらみていると、
休憩時間になったらしくこちらに来て2人に私がイヤフォンを外しペットボトルの水を渡す。
「お疲れ様です。」
光「いや？Aちゃんがマネージャーなら全然疲れないよ。」
気まずくなるかと思いきや、全然軽く喋ってくれる。
それに対し、
中「いや、それは無いでしょ？光くん。普通に疲れたよ」
笑いながらマジレスをする中島くん。
…………やっぱり、早苗に似てる。
光「あ、Aちゃんもこのバンド好きなの？！」
中「本当だ。光くんも好きなやつじゃん。」
そう、イヤフォンの繋がったiPodの液晶画面を覗き込んで子どものような笑顔で言う。
．
「はい！光くんも好きなんですね！」
光「うん！良かったら今度さ。ツアーあるじゃん。
一緒に行けたらいいね！」
「あはは。いいですね！連番して行きましょうよ！」
光「マネージャーの特権で予定空けれるようにしておいてよ。」
中「いや、それはダメでしょ。光くん」
「たまたま、空いたらにしましょ。
しかも、当たるかどうかも怪しいですしね。」
光「へへへ、そうします。」
．
その後の2人の舞台の稽古も無事終わり。
実は未だに運転免許を持っていない私は送り迎えの出来ないという、マネージャーとしてどうなのか、と思う……
そのため、送り迎えは他の先輩マネージャーさんがしてくれる。
嫌味も一切なく……
．
優しすぎる。
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作者名：ユウキイハ | 作成日時：2019年1月13日 23時
