白い布と私と愛。 Y.Hikaru&I.Kei (ページ18)

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#18 ページ18

彼女。

っていたんかい。
あれかな。報道とかと同じかな。

それとも、ああいうのはガセネタなのかな。

リア恋勢だった私は熱愛が出るたび落ち込んでいたが、今このJUMP兼用彼女になって完全に調子に乗っていた。

だから、そこまで傷つくわけでもなく。

「じゃあ、これからは私だけで満たされるんですね。」

こんなドラマの悪女みたいなことを言ってしまう。

慧「へへ、純粋じゃなくなっちゃったね。

山田のせいかな。光とはして無さそうだし。

それとも俺のせい？」

多分、

「伊野尾くんのせいですね。ふふ。」

完全に貴方に堕ちている。

．

．

．

慧「……キスマ付けすぎたかな。ふふ」

「そだね。変態。」

慧「変態とは酷いね。Aちゃんも最中はすんごかったよ。」

何故かノリでお風呂に入ることになって、こんな会話をする。

私、本当に変わっちゃったなぁと思う。

でも、誰かに求めてもらえるって初めてで嬉しかった。

だからこれが正解そう思っている。

「お風呂ってやっぱり落ち着く……」

慧「ねー。」

そう言いながら伊野尾くんは私の背中側からお腹側へと抱きしめてくれる。

そして、肩に顔を置いて耳元で喋る。

少しくすぐったい感覚は人生で初めての経験だった。

そして、幸せな時間だった。