なんやかんやで終わった月曜 ページ8
なんやかんやで終わった撮影。
その後、町中で自分の顔を見かけるようになってしまった。
お陰で、仕事依頼の電話、メールがわんさかきてしまった。学校に。
恐ろしい。権力。
学校に登校し、職員室でそんなことを考えていた月曜。
コーヒーを飲みながら、副担任としての職務を全うしていると、ひとりの生徒が近づいてきた。
夏目「センセ」
A「おー。超不良優等生。どうした。」
すると、突然学校の変装用につけていた黒縁メガネを少しズラし、３センチで額と額がくっつくぐらいの距離だった。
はたから見たら、熱烈なラブコールだろう。
耳元で囁かれた言葉がなかったら。
夏「今日の放課後、特別教室Aに来てネ。センセの正体がわかったんダヨネ……♪」
椅子がギシッと鳴った。
その直後、頬に暖かい感触があった。
夏「待ってるヨ。」
本当に。俺だけしかいない時間でよかった。
本当に！！！
そんなことを思っていたら、授業終了のチャイムが鳴った。
今日は、あまり教えに行かない一年生を両方教えなければならない。
軽く天使。可愛い子達に教えられるこの幸福感……
もちろん、他学年が可愛くない訳ない。
なんていうか……母性に目覚めてしまいそうな愛らしいルックス？
そんなことを思いながら、1年A組の扉を開けた。
授業をやっていて、懐かしくなってしまった。
俺もこんな時代あったんだなぁ。って。
こんなにまじめに授業受けてなかったけど。
授業をさらっと終わらせ、終了のチャイムが鳴った。
A「はぁーいおわりー」
終了の礼をし、教室を後にしょうとしたが、5人の生徒に呼び止められた。
真白「朔間先生！！」
紫乃「あのっ！」
南雲「今日の世界史で教えてほしいとこがあるっす！」
高峰「……時間なければ、別にいいですけど」
葵「助けて〜！センセー！！
ここの学校の子って、
素直でいいよね。
それは、先代の方々、生徒会の子達が頑張って改革していったのだろう。
勿論、他の子達も。
この素直さが、妙に眩しくて。悲しくて。
後ろの縛った髪の毛を少し引っ張った。
A「いーよ。今日の午後に職員室に来てね。
教室は、ここでいいかな？」
可愛らしい笑顔で頷いてくれた一年生に微笑みかけ、教室を後にした。お昼タイムだ。
お昼は、Knightsの子達と一緒に食べた。
その時、レオが俺の髪の毛を引っ張りながらこういった。
レオ「髪短ければ、オマエ似合うけどなー！」
A「じゃあ今切るか！鋏持ってるし！」
全「はぁ？」
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味付けのり(プロフ) - 凛月LOVEさん» わわ！！ありがとうございます！めっちゃ嬉しいです！頑張って更新します！！ (2020年1月5日 22時) (
レス) id: e8088cc444 (このIDを非表示/違反報告)
凛月LOVE - 面白いかったでござる!続き待ってるぞい! (2020年1月5日 18時) (レス) id: 64fc749647 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：味付けのり | 作成日時：2019年3月16日 19時
