恋柱の継子は恋をする。

伍. ページ6

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鬼の存在を知り、蜜璃ちゃんと更に仲良くなってから数ヶ月後。




家で家族でご飯を食べている時、
父が急にかしこまり、こう言ってきた


父｢A、お前に言わなきゃいかん事がある。｣


『急にかしこまっちゃってどうしたんです？笑』


父｢儂ら蓮埜宮家は代々、男は15、女は13に見合いをする事になっている。｣



え？そんな事初めて聞きました。
うちの家は物凄く裕福ではないが、この辺りに住む人々の中では裕福な方であり、由緒ある家系である。



『じゃあ、お母さんもお父さんもお見合いで決まった結婚だったのですか？』



父｢いいや、儂らは俺が15の時に母さんに一目惚れし結婚したんだ｣


母｢あの時はびっくりしたわ。笑

だって、会ったこともない男の方に求婚されるんですもの笑｣


父｢そんな事もあったな。｣



いやいやいや、思い出に浸らないでください！汗




『それで、私のお見合いの話は？』


父｢儂はAには自由に生きて欲しい。
だが、決まりは決まりだ。

今何かしたいことは無いのか？何かあるのならそれに向い突っ走り、それを極めなさい。

そうすれば、きっと祖先も許してくれるだろう。

三日やる。
三日のうちに決まらなかったら、分かるよな？｣




三日。三日何て少なすぎるわ！

私は自分が選んだ相手と結婚をしたい。

でも、三日で運良く運命の人に出会えるなんて思えない。



あ、そう言えば、




«添い遂げる殿方を見つけるためなの！！»

«鬼って知ってる？»

«その鬼を倒す仕事をしているの»

«きっと見つかるわ！だってAちゃん可愛いもの！»





何だっけ、何ていう組織だったっけ。


政府非公認で、鬼を滅する組織。


はっ








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