恋柱の継子は恋をする。

参. ページ4

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今は甘露寺さんと布団を並べ、お話をしているところ。

すると突然、甘露寺さんが真面目な表情になった。





蜜璃｢Aちゃんは"鬼"って知ってる？｣




『鬼、ですか？』


正直困った。
鬼って、あの鬼？



『青鬼とか赤鬼とかの御伽噺のですか？』



蜜璃｢いいえ、信じて貰えないかもしれないけど

この世には鬼が本当にいるの。｣


信じられなかった。

いや、大抵の人が信じないだろう。



『その鬼とは、どんなものなのですか？』


しかし、私は興味を持った。




蜜璃｢人を喰うの。｣



『人を、ですか。』



怖い。
単純にそう思った。


でも何で、


『何故そのような事を聞くんですか？』


そう聞くと、甘露寺さんから聞いた事は驚きの事だった。



蜜璃｢私は、その鬼を倒す仕事をしているの。｣



驚いた。
だって人を喰うんでしょ？

自分から死にに行っているようなものじゃない。



『何故、そのような職につこうと思ったのですか？』



蜜璃｢実は、、｣


それから甘露寺さんが口にした言葉の方がもっと驚きだっ。




蜜璃｢実は、添い遂げる殿方を見つけるためなの！！ ｣




『、、、へ？』




私はポカンとした。

当の本人は｢ｷｬｰ言っちゃったｯ!｣なんて言って騒いでいる。





蜜璃｢Aちゃんはいないの？

添い遂げる殿方は！｣




『私は居ないです。

甘露寺さんは見つかったのですか？』




蜜璃｢それが、まだなの。

でも、いつかきっと見つけるわ！｣




そうか、頑張ってください。






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