公安に追いかけられるJKって大丈夫そ？

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小さい頃、怖い夢をみた。

お父さんとお母さんがいなくなる夢。

起きた私は泣きながら二人のもとへ行き、必死に夢の内容を話した。

そしたら2人は、


「ママ達がAを置いてどこか行くわけないでしょ？」

「そうだぞ〜！パパもママもAが一番大事だからな！」


そう言って、笑って慰めてくれた。




『置いてかないって言ったのにｯ、一番大事って言ったのに、』




私が中学の頃には海外に行くことが多くなり、私は日本の家で良く一人だった。

高校に上がれば、もっと帰ってくる日は少なくなったし。
いつの間にか変な組織に捕まってるし。

結局私を置いていっちゃったじゃん。





『一人にしないで、』





、






降谷side




風見に言われたことを思い出した。




風見「降谷さん。」

降谷「なんだ」

風見「Aさん、今日はお友達とトロピカルランドへ行かれるそうですが、ご存じですか？」

降谷「あいつ。いや、何も聞いていない。」

風見「あの！失礼を承知の上で申し上げますが、あまり怒らないであげてください。彼女はまだ17歳です。親御さんは中学の時から海外で、家ではずっと一人だったそうです。友達と過ごす時だけが唯一の癒しだと、本人から聞きました。」

降谷「....よく知ってるんだな。あいつのこと。」

風見「はい？」




当たり前か。

僕だと不満だろうと、あいつの身の回りの事は風見に任せていたし。




降谷「何でもない。気にしないでくれ。」

風見「は、はい！」

降谷「じゃあ、僕はこれで」

風見「どちらへ？」

降谷「迎えにでも行ってくるよ」








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