公安に追いかけられるJKって大丈夫そ？

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『今日は本当にありがとう』

｢何言ってんの！こちらこそだよ｣

｢そうそう！あんたが機嫌悪いとクラスのテンションも下がるから｣

｢前田がどうにかしろって言ってきてたよ笑｣

『前田って学級委員の？』

｢そうそう｣

『私クラスのテンション操ってんの？』



それは初耳。




｢じゃあまたね｣





、





おかしい。

さっきから何か付けられてる。
もしかして金髪に頼まれた人？
何もストーキングなんてしなくてもいいのに。



しつこいと思った私は思い切って後ろを振り返って、



『どうせ降谷さんから指示されたんで、しょ、』



やばい。

そう思った頃にはもう遅くて。



｢ずっと見てたよ｣



そこに居たのは中年の息遣いの荒い小太りのおっさんがいた。

公安の人だと思い安心しきっていた私には予想外すぎて腰が抜け、その場に座り込んでしまった。

夜の住宅街なんて外に人は居ないし、助けを呼ぼうにも声が出なかった。



『やめて、こっちこないで』

｢今日はお友達と出掛けてたんだね｣

『なんで知って、』

｢ずーっと見てたんだから。朝は8時に家を出て、夜は7時前には家に帰る。親御さんが厳しいのかな？｣




何なのこいつ。
なんでそんなこと知ってるの？
もしかしてずっと付けられてたの？
気づけなかった。私ってやっぱり馬鹿なの？



｢さあ、僕と行こうよ。いい所に連れて行ってあげるよ。｣

『やめてｯ、誰か、』



腕を握られ、無理矢理歩かせられる。
力が強くて振り払えないっ


やっぱり金髪が正しいの？
勝手に出かけたからこうなったの？





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