60p.何でいないんだ？ ページ17
A(そうだよ！僕には犬神や虫歯伯爵がいるじゃんか！今呼ばなくていつ呼ぶの？！今でしょ！！)
僕は急いで妖怪ウォッチを取り出して、最初に虫歯伯爵を呼び出してから犬神を呼び出す
犬神の召喚音は虫歯伯爵とは違い軽快な音楽と共に現れると同時に空気が凍りつくのを肌で感じた
犬神「で？敵は何処です？」
出て来て第一声がそれであった。
違う違う、と今すぐにでも何かに攻撃しそうな犬神と寒そうにしている虫歯伯爵に事の経由と今現在おかしな状態な友人の事を話すと犬神は辺りを見渡し危険なモノが無い事を確認して攻撃態勢を解く
犬神は一息つき、扉が閉まっている個室の方へ視線をやると「なるほど、わかりました」と口を開いた
犬神「虫歯伯爵はそちらの確認を。もう一人のご友人の様子を見てきます」
そう言って犬神は東雲の方へ行き、姿が見えなくなると虫歯伯爵は「逃げたな」と呟く
犬神の性格柄、何となくわかる。
呼ばれた場所が場所だし……もしもの事があって見たくないんだろうな色々と……
考えたら僕も少し気が滅入ってきたがそんな事を考えている場合じゃない
僕は虫歯伯爵に個室の隙間が空いている上から中の様子を確認してもらおうと指示する
仕方ねぇなというような表情で彼は「わかったよ」と言って中の様子を見てくれた
A「どう？」
虫歯伯爵「あー、少し待ちな」
そう言って虫歯伯爵は持っていた三叉槍を個室の上から器用に扱って個室の鍵を開けると、なだれ込むようにぐったりとした様子の夜野くんがコチラに倒れ込んできて僕は慌てて彼を支える
「夜野くん？」と彼の名前を呼ぶが目を瞑ったままで反応は無い
どうにかこうにか起こそうと名前を呼びながら身体を揺さぶるが起きる様子も無い
虫歯伯爵「無理に起こす事は無いだろうよ。とりあえず連れてくか」
よっこいせッと声を出しながら肩に米俵を持つように虫歯伯爵は夜野くんを持った
意外と力持ち何だなと思いながら東雲の様子を見ているだろう犬神に会う為にトイレの外へと出る
だが犬神はいなく東雲は横たわっていた
何で犬神がいないんだ？と不安になるも僕は東雲の方へと駆け寄る
A「東雲？」
横たわっている身体を少し揺すると「う"ぅ"…」と苦しそうなうめき声を漏らすだけで夜野くんと同様に起きる気配は無く、東雲の周りは水浸しで衣服も濡れている
普通に考えてこのままにしておくのはダメだよね
何処か安静に出来る場所は……と東雲を背負いながら考える
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ソルべ(プロフ) - あめらぴさん» 評価やコメントなど誠にありがとうございます。好きと言われて嬉しい限りです！執筆の励みとなり、次をなるべく早く上げれるように頑張りますね。 (2022年7月29日 2時) (
レス) id: c758b8aa54 (このIDを非表示/違反報告)
あめらぴ(プロフ) - 夜遅くに突然すみません。好きです。物語の展開から主人公の心情、恐怖の感覚や焦燥が本当にお上手に書かれていて一気読みしてしまいました…キャラの口調も性格を理解した上でのもうに見えて、もうなんか凄く好きです……… (2022年7月28日 2時) (レス) @page6 id: 0688156f54 (このIDを非表示/違反報告)
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