59p.どうすれば良いんだ？ ページ16
懐中電灯を持って暗い学校内を探索するが何も変わった所は無く、いつの間にか学校の七不思議を探そうぜと言う話になっていた。
そして夜野くんがお手洗いに行きたいと言い出し、僕と東雲はトイレ前の廊下で待つ事にしたのだが話すことも無いので何だか気まずい気分になる
静寂に耐えられなくなった僕は沈黙を破ろうと声を掛けようとすると同じ事を考えてたのか
「「あの」」とタイミング良く東雲と声が合わさった
再び静寂が訪れ、さらに気まずくなった所で東雲が「先にどうぞ」と僕が言おうとしていた台詞を言われてしまった
どうしよう……特に何も考えずに話し掛けたけど先にどうぞと言われたからには何か話さなければ……そうだ！
A「夜野くんと僕を誘う時、何で部長は誘わなかったの？断られた？」
疑問に思っていた事を口に出す
すると東雲は「いなかったんですよ。彼女」と答えた。
つまり休んでたってことかな？と思っていると隣りに居た東雲が急に体育座りをしだし、俯いてブツブツと小声で何か言い始める
何だか様子がおかしい東雲に「どうしたの？」と声を掛けながら近寄り何を言っているのか聞こうと耳を傾けた
東雲「やはり嫌われてるのでしょうか？そうですよね、じゃなきゃ2日間も学校に来ないって事はそうとしか考えられない。生きててごめんなさい。自分という人間が存在してすみません。もしかして友達だと思っていた方々も本当は自分の事を疎ましく…」
何だこの面倒臭いネガティブの塊みたいな状態は！？さっきまでの平然としていた東雲はどこに行ったんだ？！
緊急事態だと夜野くんに伝えるべくトイレの中へと行く
こんな状態の東雲を一人にするのは不安だけどこんな風になってしまった以上、僕一人ではどうすることもできない。
というか心細い！無理！ごめん東雲！
1つだけ鍵が閉まっている個室を力強く叩きながら夜野くんの名前を呼び、東雲の状態を説明するが反応が無い
もしかして彼も東雲と同じ様に？と嫌な予感が脳裏をよぎる
いや、まだそうとは決まった訳ではないしな……1回、携帯電話で夜野くんに連絡を入れてみるか？
自身のポケットに入れていた携帯電話を取り出して試しにかけてみるが出る気配は無い
深夜だからだろうか……不気味みに感じるほどの静寂の中、扉の向こうの着信音だけが響き渡る
どうしよう。こういう時ってどうすれば良いんだ？と焦りと不安が僕の恐怖心を掻き立てた
ふと、妖怪の彼らの事を思い浮かんだ
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ソルべ(プロフ) - あめらぴさん» 評価やコメントなど誠にありがとうございます。好きと言われて嬉しい限りです！執筆の励みとなり、次をなるべく早く上げれるように頑張りますね。 (2022年7月29日 2時) (
レス) id: c758b8aa54 (このIDを非表示/違反報告)
あめらぴ(プロフ) - 夜遅くに突然すみません。好きです。物語の展開から主人公の心情、恐怖の感覚や焦燥が本当にお上手に書かれていて一気読みしてしまいました…キャラの口調も性格を理解した上でのもうに見えて、もうなんか凄く好きです……… (2022年7月28日 2時) (レス) @page6 id: 0688156f54 (このIDを非表示/違反報告)
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