？p.情報が欲しい ページ12
彼らの家から少し遠くにある、おおもり山の高台で人間界にキラキラと瞬く星空を眺めながら私は悩んでいた。
後の事はお願いしますと言い残して、妖魔界にある大きな図書館などへ出向き
彼らが言っていた言葉をもとに調べてはみたが余り良い収穫は得られなかった
いや、無かったと言うべきか……。
似たようなものをいくつか発見はしたが、証言と照らし合わせたりするとどれも全て当てはまるものは無かったのだ
そして以前、あの子に憑いていた微かな妖気＿＿＿あれも気掛かりだ
あれは自然界に存在する妖気ではなく誰かに意図的に"とりつかれたモノ"……まるで印を付けるかのようなとりつき方で何か引っ掛かる……
？「キミがここに居るなんて珍しいじゃないか」
犬神「あなたこそ……ご無沙汰しておりますよ。キュウビ」
私と同じ見た目をした毛色が違う妖怪＿＿＿＿キュウビが声を掛けて来た
正直に言うとこの場所に来た理由は彼に用があったから
信頼できて人間界に詳しく、この事に関して何か知っていそうな者と言ったらこの者しか思い浮かばなかったのだ
キュウビ「で？一体何が知りたいんだい？ここに来たと言う事はボクに何か尋ねに来たのだろう？」
犬神「話が早くて助かります。」
私はキュウビに自身の主の事を伏せながら面倒事に巻き込まれている風を装い、探している匂いと例の"とりつき"に関して聞く
話を聞いたキュウビは顎に手をあてて少し目を見開き「それはまた」と驚いた表情で呟いた
キュウビ「おかしな事に巻き込まれてるんだねェ。話を聞く限りではボクに聞くより普通に調べた方が早くないかい？」
犬神「えぇ、調べましたが手詰まりでして」
キュウビ「だから少しでも何かしらの情報が欲しいと」
ふむ……とキュウビは眼を細めながら考え込む
新しく得られる情報があれば良いのだが……。
すると「そういえば」とキュウビが口を開いた
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ソルべ(プロフ) - あめらぴさん» 評価やコメントなど誠にありがとうございます。好きと言われて嬉しい限りです！執筆の励みとなり、次をなるべく早く上げれるように頑張りますね。 (2022年7月29日 2時) (
レス) id: c758b8aa54 (このIDを非表示/違反報告)
あめらぴ(プロフ) - 夜遅くに突然すみません。好きです。物語の展開から主人公の心情、恐怖の感覚や焦燥が本当にお上手に書かれていて一気読みしてしまいました…キャラの口調も性格を理解した上でのもうに見えて、もうなんか凄く好きです……… (2022年7月28日 2時) (レス) @page6 id: 0688156f54 (このIDを非表示/違反報告)
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