これが僕らの歩む道

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桐山side


これから担当する少年たちのおる場所へ

淳太と移動をする



問題児の部屋は法務教官が極端に少なくされてて

そこで選ばれた俺ら2人しかおらんらしい……。



本間におかしいんちゃう？

何かあったらどうすんねん……。




まあ、そういうこともあって

お互いにタメ口で喋ることになって

呼び方も淳太、照史に変わった






正直、最初のワクワク感は消えて

新たに不安な気持ちが生まれた



俺やって新人で分からへんことだらけやし、

慣れるのに時間も必要や


でも、この状況やからゆったりなんかしてられへんもん。




本間にあの子たちを俺が救えるんやろうか…？





ああ！あかんあかん！

そんなネガティブなこと考えてたら！


もっと前向きに！ポジティブに！





淳「……照史、大丈夫か？急に笑い出して。怖いんやけど……」



なぬ！！

怖いやと……！



そんなんやったら、みんな助けるどころやないやんか



淳太の言葉を聞いて素直に表情を戻す





淳「とりあえず、みんなのとこ行こうか」

桐「はい！」




持ってきていた荷物を

自分たちの作業場となっている机の上に置き、


資料だけ手に取って少年たちの部屋へ向かう




5人しかおらんから

各部屋は遠くはないんやけどね


まずはどういう子なんか知らなあかんから

1人ずつ挨拶しに行くねんよ




でも、問題児って言われるくらいやから

ヤバいかもしれんな……。


そもそも喋ってくれるやろうか？



いろんなことを考えながら

少し薄暗く感じる廊下を突き進む








淳太の後に付いていくと

1つ目の部屋へ辿り着いた

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