これが僕らの歩む道

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中間side


いつも通り仕事をしてたら

急に決まった移動。


それも問題児担当で新人のパートナー。



最初はなんやそれって感じやってんけど

どんどん話が進んでいき、

驚く暇もないまま資料まで渡されてしまった……。




話には聞いてたけど、直接関わることは今までなくて

資料を見た瞬間に目を見開いた




淳「……情報少なすぎへん？」




家族構成やプロフィールといった

重要なことまでも書かれてへん……。



ましてや、罪を犯した動機さえも……。





そこで初めて、この子らが想像以上に差別されてることを

身に染みて感じた






そんな混乱した頭のまま

少し待たせてるパートナーの桐山君の元へ向かった



……あそこで突っ立てるのが桐山君かな？




そう思って桐山君に話しかけると合っていたようで

少し話をする



少しだけポッチャリした体形やけど

逆にそれが愛嬌がある


お喋りも上手やし、安心して仕事が出来そうや





桐山君と話してるうちに

だんだんとこれからこの子らの担当になるんやっていう

実感が湧いてきた




絶対にこの子ら助けたらな……！




ふいに桐山君を見ると、

資料を握りしめて真剣な表情をしていた


今日初めて会ったけど、

本間に心強いわ。








あと、


桐「中間さん！準備出来ました！」

淳「ほんなら、行くか！」


桐「はいっ！！！」




このやたらと元気な新人君を

立派な法務教官にさせるっていう仕事もちゃんとやらなな！

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