これが僕らの歩む道

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中間side


照史が

「小瀧の心の声が聞こえるねん！」

とかなんとか訳の分からへんこと言い出して飛び出していった



淳「おい！何処行くねん！待てや」


俺の声は一切聞こえてへんみたいで

あっという間に照史の姿が見えんくなった



まあ、きっと小瀧の部屋やろな。




仕方ないなーと思いながら

俺も照史と同じように走っていく






小瀧の部屋にはやっぱり照史がおって

何故か小瀧と2人で座ってる



淳「あきｔ、桐「俺にはな、仲がいい友達がおったんや」

淳「？」



声をかけようとしたけど、

照史の声で遮られてしまった


それより、そんな話俺も知らん……。



今は俺が行くと邪魔になるやろうと思い、

2人から見えへん位置で壁にもたれかかって話を聞く





そこで初めて知った照史の過去と

小瀧の事件の真相。


悔しいけど、俺やったら小瀧から話を聞きだすことは出来んかったわ……。




照史は相手と真っすぐ向き合ってるからこそ、

人の心を動かすことができる


今回は、あのやり方が正解やったと思う




本間にすごいわ

俺の方が先輩やけど尊敬する







桐「おーい…小瀧ー？」


そんな声が聞こえたから少し覗いてみると

照史の腕の中でスヤスヤ眠る小瀧の姿。



もうそろそろいいかと思い、

今来たかのように照史の前へ行った





本間は全部聞いてたけど

あえて言わんと、照史に再び小瀧のことを聞いた









桐「ちょっとは元気になってもらえたやろうか？」






淳「充分、元気もらえたと思うで」




照史がポツリと漏らした言葉に対し、


誰にも聞こえへんくらい小さな声で

そう呟いた

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