33時間目 ページ34
それから数十分後、ろく達が禍野から病院へと運び込まれた
運び込まれて行く傷だらけなろく達を見てふと思った
「遠い、なぁ」
傷だらけのろく達に無傷の私、ろくと繭、化野さんが大切なのに私は肝心の時は何もせず待っているだけ
一緒に戦いたい、同じ所に並びたい…！
「なんて思ったり……はぁ」
私がため息を一つ零しろく達が入って行った治療室を見て踵を返した
テスト当日、私は軽く隈が出来た目を擦りつつテストと向き合っていた
中間や期末テストは全校生徒が本校舎で受ける決まりがあり、私達E組だけアウェーでの戦いになる
「E組だからってカンニングなどするんじゃないぞ。俺達本校舎の教師がしっかり見張ってやるからなー」
コツコツ、ゲフンゲフン、ニヤニヤとうるせぇんだよ大野の奴
なんて思ってるとミシッとシャーペンが軋む音が聞こえ慌てて力を抜いた
問題、もとい問スターと向き合い解いていくがろく達の事が心配で集中出来ない
しかも問11から完全に範囲外じゃん
これじゃあ全員50位以内は無理だねぇ
そしてテスト返却日、私の予想通り全員が50位以内は無理だった
烏間先生が抗議の電話をしていると思うけど無駄だと思う
それにしてもテスト2日前に出題範囲を全教科で大幅に変えるなんて理事長も思い切った事するなぁ
私もいつも全教科90点は取ってるのに苦手な数学が80点後半だ
殺せんせーは顔向け出来ないとかで黒板の方を見てるし空気重いなぁ〜なんて思ってたらカルマ君が先生にナイフを投げた
「にゅやッ⁉」
慌てて避けた殺せんせーは私達の方を向いた
「いいの〜？顔向けできなかったら俺が殺しに来んのも見えないよ」
「カルマ君‼今、先生は落ち込んで…」
怒る殺せんせーにカルマ君が5枚の用紙を先生に渡した
「俺、問題変わっても関係無いし」
遠目で見えたカルマ君の合計点数は494点、学年4位だ
「俺の成績に合わせてさ、あんたが余計な範囲まで教えたからだよ」
「だけど俺は
カルマ君殺せんせーに近付き舌を出して
「…で、どーすんのそっちは？全員50位以内に入んなかったって言い訳つけてここから尻尾巻いて逃げちゃうの？それって結局さぁ殺されんのが怖いだけなんじゃないの？」
カルマ君の挑発の意図に気付いた私達は先生を挑発し怒った先生は期末で倍返しすると宣言した
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恋する石ころ - キャー！！面白くなってきましたね！！！！！続きがとってもとっても楽しみです！待ってます！！ (2017年10月22日 0時) (
レス) id: d59afee0d8 (このIDを非表示/違反報告)
十夜 - とっても面白くて大好きです！頑張ってください！ (2017年10月21日 1時) (レス) id: 8fd261922c (このIDを非表示/違反報告)
003414a(プロフ) - めっちゃ面白かったですいままでにない新鮮な感じがあって、天馬様もカッコよかったです！これからも頑張って下さい！ (2017年10月19日 22時) (レス) id: 484bf477b6 (このIDを非表示/違反報告)
momo - この作品、面白いので大のお気に入りです。更新頑張って下さい。 (2017年10月19日 21時) (レス) id: 07cd81f65c (このIDを非表示/違反報告)
氷空竜 - 夢主は戦えますか？続きが楽しみです！ (2017年10月11日 18時) (レス) id: 679ef415fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：永遠 | 作成日時：2017年8月6日 23時
