【試し書き】短編集？

マッドサイエンティストな少女 （ネタ帳3） ページ10

(冒頭)

古びた校舎、そこは私達が1年間大切な事を学んだ場所

沢山笑って、沢山泣いて、沢山悩んで、沢山殺した…

「あの一年は大人になっても忘れそうにないねぇ」

私は小さく笑って、少し前まで座って勉強していた机を撫でた

そして黒板へと歩いて行き、チョークを手に取り、ある言葉を書いた

「時に悩むかも知れない、時に壁にぶつかるかも知れない、時に『夢』を諦めそうになるかも知れない」

「だけど、ちゃんと乗り越えてみせるから見守っててね」

書き終わった『言葉』に満足気に笑ってチョークを置く

そして教卓に置いてあった鞄を持ち、真新しい制服を翻し教室から出て行く

校舎から出て行く時、柔らかな風が私の頰を撫でた

その感触がせんせーの感触に似てて少し泣きそうになる

「またね、殺せんせー」



黒板に書いた言葉は『絶対にヒーローになる！』

そして今日から始まるのだ

私のヒーローアカデミアが！！

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