【試し書き】短編集？

魔王様と文豪と聖杯戦争 （ネタ帳7） ページ8

(冒頭、召喚シーン)

とある少女side


嗚呼、何でこうなってしまったのだろう

私の目に小柄な青年こと中也が槍を持った青年が闘う姿がはっきり見えた

中也が血を流し傷付いている

一方で槍の青年はただ無傷で余裕さえ感じられる

私はただ彼の邪魔にならない様にするしか無い

………だけど、私が足手まといなら

私は隠し持っていたナイフを首に押し当てた

「茉莉！手前、何する気だっ！」

血を吐きながら私を睨みつけながら怒鳴る中也に私は微笑んだ

ナイフを伝って私の血が地面に落ちた瞬間、座り込んでいた地面が光った

「なっ！？英霊を喚ぶつもりか！？ランサーっ！！」

今まで傍観していた男がそう叫んだその時

「サーヴァント バーサーカー」

「お前が王(私)のマスターか」

私が目を開けると、目の前に深紅の瞳が特徴の女が立っていた

マフィアの首領である父以上の威圧感

その絶対的な支配者に私は彼女を見上げるしか無かった

「ああ、言わなくてもいい。召喚された時の口上みたいなものだ」

「お前は確かに王のマスターだ」

「さっそくだが王は空腹だ。マスターから補給したいところだが今は難しい」

「だから貴様達を戴く事にした。王の糧となるのだ光栄だろ？」

「さあ躍り狂えよ 雑種」

そう言って彼女は艶やかに嗤った





終われ！

優しき魔神族inヒロアカ （ネタ帳5）→←烏天狗ちゃん （ネタ帳8）

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す