この世界には third (ページ30)

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桐山side

俺たちは今、ラグと戦ってる

神ちゃんには望が声を掛けてきてんけど来んかったから６人で。

まあ、俺らもこの世界に来てだいぶ経つし

皆能力解放したからそこらのラグなんてあっという間に倒せるようになったけどな

濵「誰や、お前」

濵ちゃんの声を聞いて周りを見渡すと６人の男性が立っていた

フードを深く被ってるから顔はよく見えへん

？『そうやなー。俺は橙とでも名乗っておこうかな？』

その人に続いて全員カラーで名乗った

赤『そんな場合とちゃう！お前ら今のままやったらデグラスを倒されへんで！』

重「え！」

黄『それだけちゃう。地球も破壊されてまうで？』

藤「でも、どうすれば……」

桃『まずは、お前らの闇を無くすんや！難しいかもやけどアークは闇を利用するから大事なことやねん』

橙『まだ１人で抱え込んどる奴がおるんちゃうん？』

望「神ちゃん……」

青『あと、何があっても仲間を疑ったり１人にしたらあかん！』

中「そんなことせんと思うけど……？」

桐「なんでそんなこと俺らに言うん？」

紫『この世界の未来はお前らに懸かってるからや』

濵「え！でも俺らに懸かってるなんて……」

赤『お前らなら大丈夫や！信じてるで――』

重「待って！」

重が呼び止めたけど６人は消えてしまった

でも気づいたら俺らは家へと急いで向かっていた

それにしても最後、なんて言ったんやろ？

それにあの声、どっかで聞いたことがあるような……？