この世界には third (ページ28)

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濵田side

重「……お前らいい加減にせえって」

突然机を叩いたかと思うとそんなことを言い出した重

望「えっ、重？」

望もアタフタしてる

重「なんなん？なんでそんなに必死になってんのん？デグラスを倒すため？」

West－重「「……」」

重「言わせてもらうけど、俺らに足りへんものは資料なんかに書いてるんとちゃうと思う。それが何なんかは自分らで探し出すんとちゃうん？」
「１人でボーっと考えたりしても何も分からへんし、１人が強くなったところでWest全員が強くなるわけでもないやん」

重にはっきりそう言われて今まで俺は何してたんやって素直に思った

重「俺は今の方が皆が１つになれてないと思うし、こんなんでデグラスなんかに勝たれへんと思うで」

皆は俯いてもうた

俺も反省してると今度は望が口を開いた

望「俺、皆とこの世界から抜け出したい。１人でも欠けてほしくないねん」

望は弱弱しい声で言った

藤「俺も前みたいにわちゃわちゃした皆が好きや」

珍しく流星がそんなこと言うもんやからついクスッっと笑ってしまった

藤「なんで笑うんー！」

濵「ごめんごめん。でも本間に俺はアホなことしてたわ。皆本間ごめん！」

俺は頭を下げて謝った

重「大丈夫やで！分かってくれたなら」

中「俺もごめん！」

桐「俺もごめんな！」

続いて淳太と照史が謝ると３人は嬉しそうに笑ってた

でも……

神「……」

藤「神ちゃん、何処行くん！」

神「…部屋やけど」

神ちゃんはさっきと何も変わってなかった