その後【47】 ページ7
『山田〜ほらもっと頼めって〜』
「ちょ、酒くさいっすよ。飲みすぎですって。ていうか俺明日も朝早いんでそんな飲めないっすよ」
飲みながらドラマのこととかいろいろ話してるうちに、だんだんスタッフさんや他の共演者さんたちもお酒が回って完全に酔っぱらってる人がほとんどに。
湯田さんもそれほどじゃないけど、ほんのり顔が赤くなってほろ酔いみたい。
唯一酔ってないのは私と涼介とお酒が飲めないスタッフさんだけ。
『そろそろお開きにする〜?』
『んーそうっすねえ…』
なんて会話も聞こえるけどみんな眠そうでなかなか解散しそうにはない。
山「こりゃ大変だな……みんな送ってくの」
「はは、そうだね。涼介はあんまり酔ってないね?」
山「うん、まあそんなお酒弱くないし」
なんて言って隣にいる涼介はビールを平然とゴクゴク飲む。
「ふふ」
山「なに笑ってんの?」
「んー?最初に会った時は、私が涼介の服に零しちゃった時だったなあって」
山「あー…そんなこともあったね」
あの時はこんなに涼介と仲良くなれるなんて思ってもみなかった。
お互い第一印象は最悪だったろうし。
山「ま……なんかあの時は悪かったな、…って。でもさ、本性出せる人なんか家族とかメンバーとかくらいだからさ。強いて言えば事務所の仲良い先輩とか。
だからAに最初から本性出せたのはAとはうまくやっていけそうだと思ったからなのかも」
なんて言われるからちょっと照れてしまって。
「そ、そうだねっ…あ、こ、これ飲もうかなー。すみませーん」
なんてちょっとその空気をむず痒く感じて咄嗟に店員さんを呼んで注文する。
チラッと隣の涼介を見ると綺麗な横顔が目に入った。
…やっぱり、キレイな顔してる。これはモテるだろうな…。
なんて考えていると注文したものが届く。
私はそれを咄嗟に流し込む。
山「ちょ、A待って。それなに頼んだ?」
だけどそれに気づいた涼介が私の手をガッと掴む。
「…え?確か、これ……カルーアミルク…ってやつ…」
あれ、なんだろ……頭がぐるぐるしてきた…。
山「ちょ、それリキュール入ってるやつだから!度数高いって!」
そんな涼介の言葉もだんだん私の耳には届かなくなって。
そこで私の意識は途絶えた。
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みるきぃ - 優穂さん、素晴らしい作品をありがとうございます。この作品で、勇気づけられました。諦めようと思っていた片想い、続けようと決心することが出来ました。片想いって悪いことじゃないとこの作品で気づきました。本当にありがとうございました。 (2018年4月21日 0時) (
レス) id: 56946e8e08 (このIDを非表示/違反報告)
優穂(プロフ) - 小山慶一郎&;水上颯さん» なかなか更新できずに申し訳ございません。これから少しずつ更新していこうと思っていますのでどうか温かい目で見てくだされば光栄です!今後ともよろしくお願いいたします (2018年4月14日 20時) (レス) id: 3fb30be1a4 (このIDを非表示/違反報告)
小山慶一郎&水上颯 - すみませんm(_ _)m 同じものを2つ送ってしまいました｡ごめんなさい｡ (2018年3月17日 22時) (レス) id: 0c967261d6 (このIDを非表示/違反報告)
小山慶一郎&;水上颯 - 優穂さん 初めましてじゃないかな?私,シークレットカンファレンスの方が見たいんですけど,更新お願いできますか? (2018年3月17日 22時) (レス) id: 0c967261d6 (このIDを非表示/違反報告)
小山慶一郎&;水上颯 - 優穂さん 初めましてじゃないかな?私,シークレットカンファレンスの方が見たいんですけど,更新お願いできますか? (2018年3月17日 22時) (レス) id: 0c967261d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優穂
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/aiha3/
作成日時：2018年1月26日 23時
