シークレット・カンファレンス【T.M】

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祐奈「ねーAちゃん、ママは?」



そんな中、祐奈ちゃんから奈々のことを聞かれる。




「ごめんね、ママ今日もちょっと仕事で遅くなるんだって。だから一緒に帰ろっか?」



祐奈「うん!」



奈々が残業があるときはこうして祐奈ちゃんも一緒に連れて帰ったりする。





私の右手に祐奈ちゃん、左手には成斗。
二人と手を繋いでマンションへの短い距離を歩く。




先に祐奈ちゃんが住んでる5階にエレベーターで向かう。
インターホンを鳴らして誰も出なければ合鍵を貰ってるからそれで開けるんだけど…。



「あれ?Aちゃん?」




「祐也さん!帰ってらしたんですか?」




中からは奈々の夫の祐也さんがスーツ姿で出てきた。
なんともスーツ姿が似合う。




祐也「今帰ってきたとこで、祐奈のこと迎えに行こうかと思ってたんだけど…。いつもありがとね、Aちゃん」




「いえいえ、お互い様なので」





祐奈「パパー!」




祐也「おー祐奈おかえり!成斗ー、久しぶり」




成斗「お久しぶりです、祐也お兄ちゃん」




祐也「成斗は礼儀正しいな。あ、あれだったら奈々帰ってくるまで上がってく?」



「あ、いえ。お邪魔しちゃ悪いのでまた今度にします。祐奈ちゃんも疲れてるでしょうし」



祐也さんの腕に抱かれた祐奈ちゃんは眠そうでウトウト。



祐也「うん、そうだね!またいつでも来てね!成斗とも遊びたいし!」




「なー成斗?」と祐也さんは祐奈ちゃんを抱っこしていない手で成斗の頭を撫でる。
成斗も祐也さんに懐いていて嬉しそうに「うん」と笑う。




「じゃあ、おやすみなさい」




私は祐也さんと祐奈ちゃんに挨拶をして8階にある自宅へ戻った。

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