シークレット・カンファレンス【T.M】

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奈々「じゃあ、仕事頑張ってねA」



「うん、ありがとう!」



奈々は今日はお休み。
奈々と別れて私はいつも通り病院へ向かう。



「…よし、今日も仕事頑張ろう!」




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『神谷さーん、休憩入っていいわよー』



「はーい」



お昼でも買いに行こうかな。
財布だけを持って近くのコンビニに向かおうとした。



だけど、




「えっ……?」




コンビニ行く途中ですれ違った男の人。
黒髪で身長が高くて……。
帽子を被っていたから顔はしっかりと分からなかったけれど。



「……まさか、ね…」




私は一度振り返ったけど、その先にはもうその人の姿はなかった。




「…そんなはずない」




だって彼は家を出るのと同時にこの街を出て行ったはずだから。




…この広い街を。




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「ふー……疲れたー」




仕事が終わり、タクシーで保育園に向かう。




成斗「ママー!」




保育園に着いて成斗は私を見るなり嬉しそうに走って来る。




「成斗ー!ただいまあ」




成斗「おかえりなさい!お仕事お疲れ様!」



私は両手を広げる成斗を抱き上げる。




貴久「おかえりなさい、成斗くんママ。お仕事お疲れ様です」




「あ…貴久先生。先生もお疲れ様です」





今日も健在の可愛らしい笑顔。
仕事の疲れも一気に吹っ飛ぶ。



「あ、えっとじゃあありがとうございました。また明日よろしくお願いします」



そう言って帰ろうとした時だった。




貴久「あの、成斗くんママ」



「…はい?」



急に貴久先生に呼び止められた。

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