▽70 成亮SIDE ページ30
昨日は口も聞かずに美緒と別れてしまった。
LINEを送ったけど返事はなし。
絶対怒ってるよな…。
そんなわけで朝からの生徒会の仕事に身が入らない。
別にまっすーに怒ってるわけじゃない。
俺達はまっすーに傷ついてほしくない…そういう思いがあったから。
だけど付き合っている美緒に隠し事をしてしまった自分が許せなかった。
その怒りがなぜか周りの人に向いてしまう。
だから朝会った時に心配しれくれた手越にも口調がきつくなってしまった。
まっすーにもちょっときつくなっちゃうし…。
そんな中驚いたことはまっすーが自分からAちゃんに会いに行くといったこと。
だけど驚いたのも束の間、ガラッと扉が開いて目に入ったのは転校生の玉森……と、その後ろにいる美緒の姿。
玉「Aなら学校に来てませんよ」
小「……まさか、昨日の雨で?」
玉「当然でしょう。あんな中待ってたら誰でも風邪ひいて熱出しますよ」
増「………」
玉「もうこれっきりにしてください。金輪際、Aに関わらないでください。
…あなたみたいな最低な人と……あなたといると、またAは辛い思いをする。俺はそれを黙って見てるなんて耐えられない」
玉森の言ってることは正しいと言えば正しい。
玉森にとってAちゃんはきっとかけがえのない存在。
二人の関係は深く知らないけど――…きっとAちゃんにはなにか事情があるんだと思う。
美緒もよくAちゃんのこと心配してるから。
だけどまっすーが悪く言われるのはこちらとしても気にくわない。
「あのな、まっすーはっ…」
俺が反論しようとした時だった。
増「……おい」
まっすーが口を開いて玉森の後ろにいる美緒に話しかけた。
美緒「え……私?」
美緒も驚いているようであたふたしてる。
増「……谷口、って言ったな。シゲの彼女の。
……あいつん家、連れてけ」
玉「おいっ!美緒ちゃんにまで偉そうにすんな!ていうか、さっきの話聞いてました?
二度とAに関わるなって言いましたよね?」
増「黙れ。俺はお前に話してない」
まっすーが睨み返すと玉森はぐっと黙る。
美緒「……分かりました。案内します」
「あっ……」
美緒「玉森くん、先生に早退したって伝えておいて」
増「悪い、俺も」
手「…ん、おっけー」
美緒はまっすーを連れて一度も俺と目を合わせることなく生徒会室を出て行った。
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優穂(プロフ) - 結璃さん» いつもコメントありがとうございます!返すのが遅くなってしまい申し訳ありません!ちょっとずつ、ちょっとずつですけど増田先輩の気持ちも変わってきているんですかね…!でもなかなか上手くいかないんですよね笑 玉ちゃんとの絡みも書くのが楽しいです!頑張ります! (2017年12月14日 23時) (
レス) id: 3fb30be1a4 (このIDを非表示/違反報告)
結璃 - わ〜〜////もう！たまりませんっ！笑 黒増先輩の心境の変化があるのかとか、玉森くんとの関係性も楽しみです(´∇｀)更新ありがとうございます！ (2017年11月22日 2時) (レス) id: ecde89f10c (このIDを非表示/違反報告)
優穂(プロフ) - みかさん» みか様、いつもコメントありがとうございます!ドキドキしていただけて嬉しいです!深く考えて読んでいただけているなんてとても光栄です泣 楽しみにしていただけるようもっと頑張ります! (2017年11月21日 14時) (レス) id: 3fb30be1a4 (このIDを非表示/違反報告)
みか - 更新お疲れ様です！なんかドキドキしてます（笑）増田先輩は何を思って主人公宅へ行ったのか！？続きも楽しみに待ってます！ (2017年11月19日 18時) (レス) id: 9697bf0a5f (このIDを非表示/違反報告)
優穂(プロフ) - 結璃さん» コメントありがとうございます!そう言っていただけると嬉しいです!もっと面白く書けるよう頑張ります!いい三角関係…いや、四角関係ですかね!?ぜひ結璃様に仲裁してほしいですっ…!更新頑張らせていただきます! (2017年11月19日 11時) (レス) id: 3fb30be1a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優穂
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/aiha3/
作成日時：2017年10月27日 22時
